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平成20年9月卒業式
卒業生の皆さんへ

 

 

 

 

 取得した学位を活かして社会に貢献してほしい

今日、博士、修士、学士のそれぞれの称号を杏林大学から授与された皆さま、おめでとうございます。
いま、社会ではどこの大学を卒業したというよりも、何の学位を持っているかが、極めて重要視されるようになって
まいりました。皆さんも杏林大学で学ばれて取得した学位を社会で十分活用して、活躍していただきたいと思い
ます。

その社会ではいま、政治・経済が大きく揺れ動いています。アメリカでは、大手保険会社が破産し、人々に大きな
衝撃を与えました。また11月には大統領選挙を控えています。
一方、日本では年金・介護・医師不足・医療崩壊などがクローズアップされています。
このような時に皆さんは、本学を卒業し、世の中に出て活躍していくわけです。ぜひ日本はどういう状況に置かれて
いるのか、それに対して自分たちはどうかかわっていくべきなのかをよく考えて、行動してほしいと思います。

『我思うゆえにわれあり』( I think, therefore, I am)とはフランスの哲学者ルネ・デカルトの言葉です。この意味は、
絶対確実なものを見つけたり、判断するための試みとして、「私は考える」、関係するものに対して積極的に考える
という事です。よく考えて行動して社会で一番大切なものに、新人として関与していってください。その時、上司や
同僚といった周りの人たちとのコミュニケーションが大切になってきます。杏林大学で学んだことを発揮し、さらに
いろいろな経験を積んで、実行・チャレンジしてください。

そしてやはりどんな時でも健康であるという事は大事なことです。自分の健康は自分でしか守れないということを
覚えていてください。
ぜひ社会に貢献できる人、高齢化社会の現在においては高齢者への思いやりの持てる人、そして地球規模で
物事を考えられる人になってほしいと思います。

(2008年9月杏林大学卒業式 式辞より)