2009年杏林大学4月入学式
新入生の皆さんへ
絶えず物事にチャレンジする精神で、様々なことに取り組んでほしい
学事報告にあったように、杏林学園の大学院3研究科、4学部、看護専門学校に入学された外国人留学生56名 を含む1,317名の皆さん、私ども杏林学園の教職員一同、心より歓迎するとともに、責任の重さを感じています。
杏林大学は1966年に医師であり、かつ教育者であられた故松田進勇先生が杏林学園短期大学を開設された ことに始まります。1970年に医学部とその付属病院、1972年に看護専門学校、1979年に保健学部、1984年社 会科学部、名称変更して現在の総合政策学部、1988年に外国語学部が誕生しました。この間、医学、保健学、 国際協力の3つの大学院研究科も発足しました。 ところで、私立の学校はすべて建学の理念に基づいて教育が行われています。本学の建学の精神は「真・善・ 美の探究」です。真とは真理を究める為に学問すること、善とは倫理感を持ったよき人間性、人格を築き上げる こと、美は美しい立派な風格のある人間に成長してゆくこと、を意味します。この建学の精神のもとに21世紀型 市民としてふさわしい人を育て、社会に送り出すことが杏林大学の教育理念です。
大学院3研究科に入学された皆さん、皆さんの選択された教官の指導のもとに優れた修士、博士論文の完成を めざして下さい。4学部、看護専門学校に入学された皆さん、学園生活で最も大切なことは、自分の選んだ授業 にすべて出席することです。そして不明なことは授業終了後、すぐに先生に積極的に質問することです。出席の 回を重ねるごとに勉強の仕方、学問の深さ、面白さがわかってきます。特に入学してからの半年間が大切です。 2008年度のノーベル化学賞を受賞された下村 脩博士は、「今の日本の若者は努力が足りない。日本の若い研 究者には面白い研究があっても難しいからやめておこう、という人が多い。安全のためにリスクをとりたがらない」 と学問するときの安全志向の風潮に警鐘を鳴らしておられます。この言葉は、大学院生のみならず学部生も心し ておかなければならないことと思います。皆さん絶えず物事にチャレンジする精神で行動して下さい。 いまの社会は、環境保全はもちろん、政治にせよ経済にせよ、すべて地球規模で問題の解決を図らねばならない 時代です。学生中から是非グローバルな視点・視野から物事を見る習慣をつけていただきたいと思います。
三鷹キャンパスで学ぶ諸君、ここには付属病院があり、毎日7〜9,000名の人々が出入りしています。医学生・看護 学生として恥じない行動をとって下さい。 八王子キャパスで学ぶ諸君、八王子市には23大学があり11万人の大学生 がいます。杏林大学生として模範的な行動をとって下さい。 皆さんが三鷹・八王子キャンパスで充実した1日1日を送り、杏林大学の用意した9つの学士、6つの修士、3つの博士 の学位のいずれかを取得して、社会に羽ばたいてゆく日を迎えられることを期待して、学長の式辞を終わります。
(2009年4月入学式 式辞より)
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