医学部実験動物施設 北条 史助教が第87回日本細菌学会総会にて優秀発表賞を受賞

　3月26日（水）〜28日（金）にタワーホール船堀（東京都）にて開催された第87回日本細菌学会総会にて、医学部実験動物施設の北条 史助教が優秀発表賞を受賞しました。北条助教の発表演題は「Helicobacter pylori　の自由生活性アメーバ共培養系内における生存性の向上について」であり、H. pyloriが土壌・水系環境に分布するために自由生活性アメーバを利用している可能性を示したものです。H. pyloriと自由生活性アメーバを微好気条件下にて共培養した結果、H. pylori単培養系と比較してH. pyloriの生存性が向上したことを明らかにしました。H. pyloriと原生動物との相互作用に関する研究は世界的にも少なく、本菌の生態学の詳細を知るための重要な研究課題と言えます。北条助教の研究の更なる発展が期待されます。