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医学部「Best Teaching Department of the Year 2013」の授賞式が行われました


 医学部生が5年次に行う病棟実習:BSL(Bed Side Learning)において、その指導を通じて学生教育に貢献した診療科を表彰する、「Best Teaching Department of the Year 2013」の授賞式が、7月16日(水)の医学部教授会にて行われました。

 この賞は、学生によるBSL授業評価アンケートを行い、上位3位に選出された診療科を表彰するもので、2007年に制定されてから今回で7回目となります。

 昨年1年間(2013年度)の結果は、呼吸器内科、整形外科・リハビリテーション医学、脳神経外科の3診療科が受賞となり、渡邊 卓医学部長から、滝澤 始教授、市村正一教授、塩川芳昭教授に表彰状が贈られ、評価が最も高かった呼吸器内科にはさらに記念の盾も授与されました。

 受賞された各診療科の教室主任のコメントを以下にご紹介します。




「Best Teaching Department of the Year 2013を受賞して」


呼吸器内科:滝澤 始 教授
 このたびはBest teaching department of the yearに選出いただき、教室員一同大変栄誉に思っております。臨床教育は日々の実践であり、学生諸君にも診療チームの一員としての自覚をもって実習いただいています。短い期間ではありますが、「よく聞き、更に聞き、さらに聴く」という問診の大切さや、一つひとつの所見をしっかり診て、それを総合する姿勢を学んでもらえればと考えています。私たちも教育という双方向の活動を通じて成長してゆきたいと思います。ありがとうございました。


整形外科・リハビリテーション医学:市村正一教授
 運動器の外科を扱う整形外科では、BSLの学生になるべく実践的な教育ができるように心掛けてきました。手術の手洗い、ギプス固定の経験、脊髄造影や筋電図検査の見学など、座学では学べない実際の臨床現場を経験するカリキュラムになっております。学生のレポートを読みますと手洗いやギプスなどの評判が良く、また担当医の熱心な指導に感謝する言葉も多くあります。整形外科は扱う範囲が広い割には国家試験の出題数が少なく、学生に興味を持ってもらうには努力が必要ですが、今後も工夫して充実したBSLができるように努力いたします。教室員、ならびにリハビリテーション医学の皆様に御礼申し上げます。


脳神経外科:塩川芳昭 教授
 このたび、脳神経外科教室として2010年につづいて二回目の「Best Teaching Department of the Year」の栄誉をいただき、私どもの教室を挙げたBSLへの取り組みが評価され大変うれしく、また誇りに思うところです。これは、斉藤勇前教授以来の教育重視を貫く教室の伝統であり、教育責任者である佐藤栄志准教授の情熱が反映されたものとも認識しております。
 脳神経外科は、本学では入局者が毎年2ないし3名程度の小規模な教室ですが、専門医認定機構の定める18の基本診療科のひとつであり、学生にも「記憶に残る実習」をめざしてできるだけ参加型実習になるよう配慮しています。具体的には担当患者のbed sideへ術前、術翌日、一週間後をめどに少なくとも三回以上の接点を持つことを求め、試問の一問目でその感想を自分の言葉で話させたり、実習期間中に学生当直を義務付けて手術だけではなく夜間の救急診療の実際を肌で感じさせたりしております。今後も、座学だけではなくBSLを通じて脳神経外科の神髄を伝えることをめざして努力したいと存じます。


渡邊医学部長より、表彰状と記念盾を授与される滝澤教授

渡邊医学部長より、表彰状と記念盾を授与される滝澤教授

左から、塩川教授、滝澤教授、市村教授

左から、塩川教授、滝澤教授、市村教授

2014.07.24