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医学部・窪田博教授がヨーロッパ心臓胸部外科学会で大動脈治療8症例を発表

 本学医学部心臓血管外科の窪田博教授が、10月11日から15日にイタリア・ミラノで開催された第28回ヨーロッパ心臓胸部外科学会(EACTS)で大動脈に関する治療症例を発表しました。
 EACTSは、アメリカ胸部外科学会(AATS、STS)と並ぶ心臓血管外科領域における3大学会の1つで、少ない演題に時間をかけて討論を行うのが特徴で、最新の試みやデバイスなどが紹介され、日本の5年後がそこにあるといわれています。
 窪田教授は今回、「感染した人工血管や感染した大動脈の治療として、今まで用いられていた人工物(ダクロン)を使わずに、牛や馬の心膜を大動脈の太さと同じになる様に筒状に縫い上げて置換した8症例」をまとめて発表を行いました。この中で、当院消化器外科チームと合同で治療にあたり救命できたケースや当院オリジナルの弓部大動脈置換術式も報告されました。
 今回の発表は、学会内で高い評価を受け、学会新聞「EACTS DAILY NEWS」紙にも掲載されました。
 窪田教授は、「これからも症例を重ねて、世界中の患者さんの治療に遍く役立つ術式になればと思っています」と話しています。

2014.10.23