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呼吸器内科医師等7名による人命救助活動に東京消防庁から感謝状

 10月26日(日)、江東区夢の島で開催された「42.195kmリレーマラソン第2回夢の島競技場大会」に参加していた当院呼吸器内科横山琢磨助教、小川ゆかり医員、小田未来医員ら7名の医師が心肺停止状態で倒れていた女性ランナーを救命しました。
 当日、7名はマラソン大会に出場しており、小田医員が走行中に、意識不明の30代女性が大会関係者からAEDによる救命処置を施されている現場に遭遇しました。小田医員は直ちに救命活動を交代し、他の6名も合流しAED、心臓マッサージ、人工呼吸による救命活動を約30分間に渡り行いました。
 その後、女性は心肺が蘇生し、救急車で都内の病院に搬送されました。現在は意識が回復しており、今後社会復帰が見込めるまでに回復する可能性があるということで、この様なケースは希少だということです。
 この人命救助活動に対して、消防総監賞が11月7日(金)に東京消防庁城東消防署長の石川義彦氏より伝達されました。
 石川氏は、「一人の尊い命を救っていただき大変感謝しています。病院外でのこの様な対応に、先生方の日ごろの意識の高さを感じました。これからも皆さんの活躍を大いに期待しています」と感謝の意を表しました。
 この表彰を受けて、小田医員は「人命を救助することができ、医療従事者として大変嬉しく思っています。心肺停止状態の救助は初期対応が鍵となるため、処置を行った大会関係者の方々へも感謝しています」と話していました。また横山助教、小川医員は「日常生活でこの様な場面に遭遇するとは思ってもいなかったため、瞬間的に動揺もしてしまいました。普段仕事で救命活動に携わっている自分達でもこの様な心理状態になるので、一般の方はぜひ消防署などで実施している救命講習会を積極的に受講することをお勧めします」と話していました。

 
≪表彰された7名の医師≫
呼吸器内科 横山 琢磨 助教、小川 ゆかり 医員、小田 未来 医員、
      麻生 純平 レジデント、加藤 泰奈 研修医、齋藤 伸夫 研修医、篠 知広 研修医

2014.11.10

本学本部棟11階貴賓室にて<br>石川署長から賞状を授与する横山医師ら

本学本部棟11階貴賓室にて
石川署長から賞状を授与する横山医師ら

中央:本学 松田博青理事長<br>向かって右:当院 甲能直幸病院長

中央:本学 松田博青理事長
向かって右:当院 甲能直幸病院長