受験生サイト サークル紹介 学生支援ポータル 学納金サイト  [在学生・保護者専用]

看護の決意新たに 看護専門学校第39回生戴帽式を挙行

 戴帽式は、看護専門学校生が看護への認識や決意を新たにする誓いの場です。
 現在、医療機関ではナースキャップをかぶる機会が減っていることもあり、こうした儀式は年々減少しています。その中で本学では、今年で第39回生の戴帽式を迎え、2年生102名が式に臨みました。
 校歌斉唱に続き、跡見 裕学長から式辞として、「日々技術の進歩する医療の現場では、高度な機器を使って手術をするなど、医療関係者の協力が不可欠となっています。医師、薬剤師、医療工学士などチーム医療の中で、看護師はその役割を大きく期待されています。近代看護教育の母ともいわれたナイチンゲールは、情熱だけではなく、豊富な知識を活かし、科学的に分析しながら看護にあたっていました。皆さんも患者さんへの献身と共に、常に勉学に励み科学的なものの見方を身につけてください。これから始まる看護実習を通して、しっかりと知識を身につけ、考える力を養えることを期待しています」と言葉が寄せられました。

式辞を述べる跡見学長

式辞を述べる跡見学長

戴帽の儀

戴帽の儀

ナイチンゲール像からの灯火

ナイチンゲール像からの灯火

 この後、戴帽の儀が行われ、教員からナースキャップをつけてもらった戴帽生は壇上に上がってナイチンゲール像から“献身の心”を表わした火を自分のキャンドルへ灯していきました。そして、キャンドルを手に、一同でナイチンゲール誓詞を唱和しました。
 続いて、古賀良彦看護専門学校長から訓示があり、「“大切な物は目に見えない”ということを皆さんにお伝えします。今日、皆さんがつけた帽子は、昨年戴帽式を経験した先輩が教員から教わり、折ったものです。その帽子には先輩、教員の思いが込められています。皆さんは、これから実習に出ます。看護師として大切なことは、患者さんの気持ちに共感することです。目に見えない気持ちを感じ取ることは難しいと思いますが、患者さんがどんなことを思っているのか、同じ目の高さで一緒に物事を見るように努めてください。そうすれば徐々に共感できるようになっていきます。今日戴いた帽子をかぶる機会はもうありません。しかし、目に見えない帽子をこれからも胸の中で大切にし、凛々しく、誇りをもって患者さんに献身できる看護師になってください」と述べました。

訓示を述べる古賀学校長

訓示を述べる古賀学校長

 その後、沢井美穂看護専門学校杏会会長から祝辞が述べられ、祝電紹介に続き、杏林大学医学部付属病院看護管理職会と看護専門学校同窓会から戴帽生代表に花束が贈呈されました。
 先輩を代表して3年生の小林裕莉恵さんから励ましの言葉が贈られ、これを受けて戴帽生代表の溝呂木 愛さんが「看護師には、正確で安全な知識・技術と共に、患者様を思いやる豊かな人間性が必要になります。ナースキャップの重みを心に刻み、患者様の期待に応えられるよう、向上心や他者への思いやりを忘れずに、仲間と切磋琢磨し合い、これからも努力を続けていきます」と誓いのことばを述べました。
 最後に戴帽生と在校生とで戴帽の歌を斉唱して式は閉会となりました。

2014.11.18

沢井杏会長から祝辞

沢井杏会長から祝辞

戴帽生溝呂木さん誓いのことば

戴帽生溝呂木さん誓いのことば