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保健学部 岡本博照准教授が日本民族衛生学会優秀論文賞を受賞

 保健学部公衆衛生学教室の岡本博照准教授(専門:救急医療の疫学)が、平成26年11月21日から22日につくば市で開催された第79回日本民族衛生学会総会において、優秀論文賞を受賞しました。

 この論文賞は、岡本准教授がJournal of Health and Human Ecologyに投稿した論文“某市消防局の消防指令要員の職業性ストレス, 燃えつきおよび抑うつについて”に対して授与されたもので、過去1年間にこの雑誌に投稿された論文の中から、最も優れた論文に与えられる賞です。

 本論文は、消火活動や人命救助の業務などに従事するため社会的責任が重く、自らの命の危険を伴うなど身体的負担が大きく、さらに高い緊張感を強いられて精神的負担も大きい職能集団である消防官を研究の対象としたもので、岡本准教授が保健学部 和田貴子教授らと以前から共同で研究を続けてきた消防官のメンタルヘルスについて、とくに消防指令要員の仕事のストレスとメンタルヘルスの関連を検討し報告しています。
 杏林大学としては、昨年度の医学部吉田正雄講師に引き続き、歴史あるこの学会の優秀論文賞を連続で受賞したことになります。

 岡本准教授は本年4月に本学医学部衛生学公衆衛生学教室より保健学部公衆衛生学教室に異動しました。教育の負担がかなり増してはいますが、引き続き研究者としても高いアクティビティーを保って活動できるようサポートしていきたいと考えます。

保健学部公衆衛生学 教授 照屋浩司


2014.11.28