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平成26年度看護専門学校戴帽式記念講演会を開催

 12月13日(土)「共に生きる−ケアタウン小平クリニックの取り組み」というテーマで戴帽式記念講演会を行いました。講師の山崎章郎先生は聖ヨハネ会病院桜町病院でホスピス科部長を歴任され、現在はケアタウン小平クリニック院長として地域の中で「最後まで住みたいコミュニティを創る」を目標に活躍されています。
 講演ではホスピスケアの要点について、終末期の方へのスピリチュアルケアの条件(話し相手、理解、触れ合い)、地域で看取りをすることの有効性について説明がありました。そして、地域で最後まで人権・尊厳を守り、自立(自律)して暮らすことが出来るコミュニティを創るために、チームとして助け合いの力を育んでいる現在の活動内容を紹介していただきました。

◆戴帽式記念講演会に参加して  3年 廣嶋 理華
 私は実習でお世話になった患者様のことを思い出しました。患者様の中には癌の治療は行なわず、疼痛コントロールなど対症療法を中心に行っている方もいらっしゃいました。私はご本人ご家族の関わりにおいて、今日先生がお話しされたような、苦しみを取り除く事に効果がある援助が出来ていただろうか、と改めて自問しました。苦痛の中にいる人が求めるものは「話し相手」「理解されたい」「触れ合い」であり、人は心から聞いてもらえることにより、気持ちは落ち着き、考えが整い、生きる力が湧くことを学びました。苦しむ人が求めるものを常に心に留め、支援することの出来る看護者となれるよう努力を怠ることなく進んでいきたいと思いました。
 今後医療に携わる者として大切な考え方を教えていただいた貴重な講演会でした。


2014.12.19