受験生サイト サークル紹介 学生支援ポータル 学納金サイト  [在学生・保護者専用]

医学部呼吸器内科 中元康雄医師が月刊『日本胸部臨床』の優秀論文賞を受賞

 医学部第一内科学教室(呼吸器内科)の 中元康雄医師が、呼吸器疾患専門臨床誌 月刊『日本胸部臨床』第73巻第12号(2014年12月号)で発表した論文、「PET/CTおよび胸腔鏡下肺生検による組織学的評価を施行し得た肺リウマチ結節の一例」が第2回日本胸部臨床 優秀論文賞を受賞しました。
 これは、2014年に日本胸部臨床に掲載された投稿論文57編を対象とし、編集委員会による選考を経て決定されたものです。
 関節リウマチでは、心疾患、感染症、悪性腫瘍をはじめ種々の疾患の罹患率が上昇することが知られており、関節リウマチで肺野の結節影を認めた場合、悪性腫瘍や真菌感染症などとの鑑別が重要となります。本論文を介して、肺のリウマチ結節におけるPET/CTの集積は、結節影の大きさ、病理組織では血管炎の有無が関連し、関節リウマチの活動性そのものは関連しないと結論づけた点が評価されての受賞となりました。
 受賞に当たり中元医師は「このような名誉ある賞を頂くことができ、 大変うれしく思っております。 これも皿谷先生、滝澤先生はじめ、 多くの先生方の御指導のおかげです。今回の受賞を励みにして、今後も日々精進を重ねていきたいと思います」と喜びと抱負を語りました。中元医師や共著者の呼吸器内科 皿谷健講師らは今後も症例の集積と検討を継続していきます。

2015.01.30
第一内科学教室(呼吸器内科)