数多くの事件解決に多大な貢献をしたとして、医学部法医学教室の佐藤喜宣教授に1月30日(金)、警視総監から感謝状が贈られました。
この日午後、事件捜査の合間を縫って警視庁捜査一課長ら幹部4名が三鷹キャンパスの法医学教室を訪れました。そして、「長年にわたり法医鑑定に従事され、特別捜査本部事件を始め、多くの事件解決に多大な貢献をされました。ここに深く感謝の意を表します」と高綱直良警視総監からの感謝状を読み上げ、佐藤教授に手渡されました。
佐藤教授は1987年法医学教室の教授就任と同時に警視庁の法医鑑識嘱託となり、以来今日に至るまで警視庁刑事部の法医鑑識業務に携わり、司法解剖550件を含む1,788件の解剖を手掛け、数多くの事件を解決に導きました。この間、2010年3月には法務大臣感謝状も授与されています。また、学内においては1994年と2008年からそれぞれ2年間ずつ、学生部長を務めて学事にも貢献し、この3月で定年退職を迎えられます。
佐藤喜宣教授は「28年間にわたり東京多摩地区を中心として司法・承諾解剖を受け対応してまいりましたが、これらの業績は学園の深い理解と教室員の力強い協力によってささえられてなされたものです。学園と法医学教室の皆々様に深く感謝申し上げます」と話しています。