5月15、16日に韓国ソウル延世(ヨンセ)大学にて開催された第二回APCRC(Asia-Pacific Colorectal Cancer Congress)で、外科からATT科に出向中の小林敬明助教がベストポスター賞を受賞しました。
この会議は2012年に第一回が開催され、今回2回目と非常に若い会議ですが、アジアオセアニア地域10か国の結腸直腸がん治療のエキスパートが集い最先端の治療から各種症例の検討など多岐にわたる会議です。
小林医師の発表は、結腸癌の先進部における特異的な遺伝子とEMT(epithelial mesenchymal transition:上皮間葉系移行)関連分子に関する研究を発表しました。受賞について小林医師は「正木忠彦先生をはじめ非常に多くの方に支援して頂いて受賞に至りました。常日頃ご協力頂いている方々に感謝いたします」とコメントしています。また受賞理由に関して、本人は「がん細胞の性質変化を示すEMTを分かりやすく簡潔に示した点が評価されたのでは」とコメントしていますが、ポスターの最後に韓国語で“감사합니다.”(ありがとうございます、の意味)と記載した点が評価されたのでは、といった鋭い意見もあるようです。