6/26 「国際協力論I」でJPFに勤める本学卒業生の景山健氏が特別講義

　6月26日（金）、国際協力論Iの授業内で、紛争や災害時の人道支援を行うNGO組織、ジャパン・プラットフォーム（JPF）に所属する景山健氏が「国際協力に従事する様々なアクターの協働と課題〜人道支援における国際機関・NGO・ファンドの役割〜」と題し、特別講義を行いました。
　景山氏は杏林大学の卒業生で、現在はJPFでイラク・シリア事業を担当しています。卒業から現在までの経験を踏まえつつ、人道支援における実情や課題について映像を交えわかりやすく話をしてくださいました。
　はじめに、NGOの活動として、南スーダンでの帰還民支援について、次に、国連難民高等弁務官事務所のタジキスタン共和国での都市難民支援活動について、第三に、JPFのイラクおよびシリアの難民・国内避難民支援活動についての話があり、最後に人道支援における課題を指摘し、質疑応答に入りました。
　学生からは、JPFへの経済界の関与の在り方やファンドレージングの方法、人道支援従事者の安全確保の方法などについて質問がありました。また、リアクションペーパーには、中東やアフリカでの実際の活動についての質問や感想が数多く寄せられ関心の高さがうかがえました。大学の先輩による講義ということもあり、普段接することの少ない活動を身近に感じることのできた学生もおり、有意義な講義となりました。