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医学部「Best Teaching Department of the Year 2014」の授賞式が行われました

           左から、滝澤教授、楊教授、髙橋教授

           左から、滝澤教授、楊教授、髙橋教授

 医学部生が5年次に行う臨床実習:BSL(Bed Side Learning)について、その指導を通じて学生教育に貢献した診療科を表彰する、「Best Teaching Department of the Year 2014」の授賞式が、7 月15 日(水)の医学部教授会で行われました。
 この賞は、学生によるBSL 授業評価アンケートを行い、上位3位に選出された診療科を表彰するもので、2007年に制定されてから今回で8回目となります。
 その結果、小児科、呼吸器内科・消化器内科の3診療科が選ばれ、渡邊 卓医学部長から、楊 國昌教授、滝澤 始教授、髙橋信一教授に表彰状が贈られ、評価が最も高かった小児科にはさらに記念の盾も授与されました。

 受賞された各診療科の教室主任のコメントを以下にご紹介します。


小児科学教授 楊 國昌
 このたびは、「Best Teaching Department of The Year」に選出いただき、教室員一同大変光栄に思っております。昨今の国家試験における小児科学の位置づけは、以前のいわゆるmajor 科からminor科に移行しつつあります。しかし、新生児期から小児期の間の臓器のダイナミックな発達過程とその異常を現場で経験することは、成人以降の後天的疾患を理解する上でも、大変に役立つと考えております。小児科学教室の病棟実習は、未熟児新生児プログラム、一般小児プログラム、そして外来実習で構成されております。今回の受賞は、それぞれのプログラムの研修担当医と各患者さんの主治医の努力の賜物ですので、私は医局の諸君を大変誇りに思います。また、学生に教えること自体が、医局員自身の知識の整理と向上、そしてコミュニケーションスキルの修練にもなっております。今後も、教室員全員が一丸となって、さらに質の高いBSLを目指したいと考えております。


呼吸器内科教授 滝澤 始
 このたびは、Best Teaching Department of the Year 2014をいただき、教室員一同大変名誉に思っております。当教室では世代の分け隔てなく、自由な雰囲気の中「真・善・美」の探究、すなわちよりよい治療を求めて日々探究することをモットーとしています。医学生の方々には、その先輩たちの日常をしっかり見つめてもらい、自分の将来の進路の参考にしてもらえればと念じています。短い期間ではありますが、患者さんとよい人間関係を築き、内科学の基本となる医療面接の仕方や、画像診断などの基礎的技法を身につけていただけるようこれからも努力します。ありがとうございました。


内科学Ⅲ教授 髙橋 信一
 このたび図らずも標記の表彰を受け大変に感激いたしました。診療に追いまくられている中、つい疎かになるのが学生教育です。特にM5のBSL(Bed Side Learning)は、臨床現場に直接接し、患者受け持ちグループの一員として主体的に学問するのが目的です。そのため、担当医の懇切丁寧な教育が求められます。臨床に忙しい中、よくぞ時間を割いて細かな教育をしてくれたかと、教育担当医に感謝もし、また誇りにも思います。
 医学は先輩から後輩に伝承して行く学問だと考えます。自身がされたように後進を指導して行く、これが当科の伝統となっております。
 一生懸命しても評価されないのが「教育」ですが、このように学生から良い評価を受け、医局を上げてまた頑張るぞ、という気になりました。
関係されたすべての方々にお礼申し上げます。




2015.7.23