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泌尿器科 桶川教授 日本癌治療学会学術集会で優秀演題賞、5度目の受賞

 10月29日から31日にかけて行われた第 53回日本癌治療学会学術集会において、泌尿器科・桶川隆嗣教授が優秀演題賞を受賞しました。

 桶川教授の演題は「去勢抵抗性前立腺癌における末梢循環癌細胞クラスターと遺伝子解析の意義」で、進行性前立腺癌症例に対する新規薬剤において循環癌細胞(CTC)クラスターの検出およびCTCの遺伝子型を検査することで個人個人にあったいわばテーラーメイドの治療ができる可能性を明らかにしました。
 本研究は多施設共同研究で多くの競争的研究費をとり国内外で注目されている最新の研究です。桶川教授は、この検査意義に関して10年前より積極的に研究をおこない、多くの論文掲載があります。本研究に対して癌治療における最高峰で権威ある日本癌治療学会総会で第45回(2007年)優秀演題賞、第46回(2008年)優秀演題賞、第47回(2009年)最優秀演題賞、第49回(2011年)優秀演題賞、そして今回5度目の受賞となりました。

 桶川教授は「低侵襲的検査の研究は私のライフワークであります。去勢抵抗性前立腺癌の患者さんに効果のある薬剤を選択してもらうための検査法であり、確立されつつあります。この検査法が臨床の場で行えるように早期導入に努力したいと思います」と話しています。

医学部 泌尿器科学教室
2015.11.24