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28年度「生きがいづくりコーディネーター」養成講座が開講

 地域の活性化に貢献する人材の養成を目指す、杏林大学の平成28年度「生きがいづくりコーディネーター」養成講座の開講式が13日(水)、開設されたばかりの井の頭キャンパスで行われ、社会人17人が新たな勉学のスタートを切りました。
 杏林大学では平成25年度文部科学省の補助対象事業「地(知)の拠点整備事業」に採択されたのを受けて、「生きがい創出」「健康寿命延伸」「災害に備える街づくり」をテーマに、三鷹市、羽村市、八王子市の連携3市を舞台に、さまざまな地域交流活動を実施しています。
 「生きがいづくりコーディネーター」養成講座は本事業の一環として行うもので、高等学校を卒業した方又はこれと同等以上の学力を有する市民を対象に、上記の3つのテーマについて知識を深めるとともに、修得した知識を地域での活動に生かしてもらうことを目指しています。
 本講座の履修生募集に、三鷹市民など31歳から79歳まで17名の応募があり、このうち13名が出席して13日(水)午後、井の頭新キャンパスで開講式が行われました。開講式で挨拶したポール・スノードン副学長は「皆さんを歓迎します。講座の受講とともに学内のさまざまな活動に参加され、学生たちに現実の社会を教えていただき、リーダーシップを発揮してください」と受講生を歓迎しました。
 同養成講座は、必修の特別講座(夕方90分の講義を月2回程度、1年間で15回)と、指定する34科目から5科目を選ぶ選択科目とで構成され、あわせて年間120時間以上受講することになっています。このうち特別講座では「世界へのまなざしと地域活動」をテーマとして、私たちの街を訪れる英語圏・中国語圏の人たちとのコミュニケーションにおいて必要な異文化理解・日常会話力などの基礎を身につけます。選択科目としては地域保健学や社会福祉学、ホスピタリティー・コミュニケーションなど本学の保健学部・総合政策学部・外国語学部の授業科目が用意されており、1科目あたり15回受講していただくことになっています。
 

 修了要件を満たせば文部科学省の学校教育法に基づく履修証明プログラム修了の証明書が渡されることになっており、大学側では連携3市に修了者の活躍の場を検討してもらうよう働きかけ、修得した知識が地域での活動に生かされることを期待しています。

2016.4.14