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医学部「Best Teaching Department of the Year 2015」の授賞式が行われました

 医学部生が5年次に行う臨床実習:BSL(Bed Side Learning)について、その指導を通じて学生教育に貢献した診療科を表彰する、「Best Teaching Department of the Year 2015」の授賞式が、6 月15 日(水)の医学部教授会で行われました。
 この賞は、学生によるBSL 授業評価アンケートを行い、上位3位に選出された診療科を表彰するもので、2007年に制定されてから今回で9回目となります。
 今回は小児科、皮膚科、神経内科学・脳卒中医学の4診療科が選ばれ、渡邊 卓医学部長から、楊 國昌教授、大山 学教授、千葉厚郎教授、平野照之教授に表彰状が贈られ、評価が最も高かった小児科、皮膚科には記念の盾が授与されました。

 受賞された各診療科の教室主任のコメントをご紹介します。



小児科学教室 教授  楊 國昌
このたびは、昨年に引き続き「Best Teaching Department of The Year 2015」をいただき、教室員一同大変光栄に思っております。小児科学は、500gの新生児から50kgの思春期の患者さんを担当しますので、幅広い医学的知識と、家族とのコミュニケーションなどの小児科特有の医療環境を知ることが求められます。小児科学教室の病棟実習は、未熟児新生児プログラム、一般小児プログラム、そして外来実習で構成されております。今回の受賞は、それぞれのプログラムの研修担当医と各主治医の努力の賜物です。今後も、教室員全員が一丸と なって、さらに質の高いBSLを目指したいと考えております。


皮膚科学教室 教授  大山 学
このたびBest Teaching Department of the Year 2015に選出いただきましたことを教室員一同大変光栄に存じます。マイナー科目である皮膚科の受賞は教室員一人一人が教育に並々ならぬ情熱を注いだ結果であるに違いなく、主任としてとても誇らしい気持ちです。今後も医学教育に力を入れていく所存です。ありがとうございました。


内科学Ⅰ教室(神経内科)教授  千葉厚郎
このたびは、名誉ある賞をいただき、教室員一同大変嬉しく思っております。内科系神経教育プログラムは、第1内科(神経)と脳卒中医学講座の2科で担当しておりますが、脳卒中センターでは脳神経外科の先生方にも御協力いただいており、あらためて感謝申し上げる次第です。このように目に見える形での評価をいただけるというのは、とても励みになることです。これを機に、本学における神経教育の更なる向上に努めたいと、一同考えております。今後ともよろしくお願い申し上げます。


脳卒中医学教室 教授  平野照之
脳卒中医学教室は2014年9月に開講した新しい教室です。M5の学生実習に年間を通して携わった初年度に、このような評価をいただき感謝申し上げます。脳卒中センターでのBSLは、千葉教授のご高配により神経内科実習の一環として担当させていただいています。ともすれば画像診断に頼りがちな脳卒中診療ですが、学生さんには(1)temporal profileを念頭においた攻めの病歴聴取、(2)NIHSSを含む系統的な神経診察、(3)病歴と診察所見による責任病巣の推定、という到達目標を示し、1.5週の実習に取り組んでもらっています。毎朝8時からのSCU回診で診察手技を提示し、8時30分からのモーニングカンファおよび病棟スタッフとのディスカションで知識の整理、そしてStroke Neurologyの醍醐味である急性血行再建などの救急対応も体験してもらったことが、印象に残った理由かもしれません。臨床に忙しい中、学生教育に熱意をもって取り組んでくれた脳卒中センターのスタッフ各位に敬意を表します。

 楊教授(左)、渡邊医学部長

 楊教授(左)、渡邊医学部長

     大山教授

     大山教授

  平野(左)教授、千葉教授

  平野(左)教授、千葉教授

2016.6.20