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訪日外国人の多摩エリアへの誘客に向けJR東日本八王子支社と協働連携

協働連携に関する会見をした跡見学長(左)とJR東日本の内田執行役員八王子支社長

協働連携に関する会見をした跡見学長(左)とJR東日本の内田執行役員八王子支社長

 訪日外国人の多摩エリアへの誘客に向け、協働での取組みを開始する杏林大学とJR東日本八王子支社は10月13日午後、共同発表を行いました。
 JR東日本八王子支社(八王子市旭町)で行われた発表で跡見裕学長は、「杏林大学がこれまで行ってきた地域活動が何らかの形で多摩地域の活性化に役に立つことを願っています。4学部の特色を活かして積極的に貢献するとともに、連携を通して学生が様々な体験をし、成長することを期待しています」と挨拶しました。
 JR東日本の内田海基夫執行役員八王子支社長は、「海外からのお客さまへの対応力やサービスの向上、観光情報の発信に力を入れるため杏林大学と協働で取り組んでいくことになりました。海外からのお客さまのニーズ調査等を経て、多摩エリアへの誘客に向けた取組みを展開していきたい」と話しました。

 この協働での取組みは、本学学生や交換留学生による八王子におけるインバウンド需要開拓関連プロジェクトの活動が、訪日外国人への対応や地方創生の取組みに力を入れるJR東日本八王子支社の目に留まり、同社からの提案と双方による協議プロセスを経て、実現にいたりました。
 八王子におけるインバウンド需要開拓に向けた外国人向けの調査の実施と外国語によるマップ制作などを手がけてきた総合政策学部の久野ゼミ、外国語学部で観光振興を研究する古本ゼミ、そして本学で学んでいる交換留学生がこの協働の取組みに参加します。
 10月6日には、学生・留学生・JR社員が班を編成し、八王子、高尾、立川、吉祥寺の各駅を利用する外国人に対して、滞在目的や期間、観光情報の入手法などに関する簡単な予備調査を行い、約120名から回答を得ました。この調査では駅ごとの利用者属性、日本滞在期間、利用目的の違いなどが明らかになりました。
 この予備調査の結果を踏まえ、さらに調査を継続し、多摩エリアへの誘客に向けた訪日外国人向けの観光情報発信につなげていくほか、11月には本学の交換留学生がJRの駅や列車を利用して、外国人の視点から利便性や快適さを検証するモニター調査を行い、サービス改善に活かしていくことを予定しています。


2016.10.14