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形成外科学教室の関山琢也医員が世界創傷学会でBest of Poster賞を受賞

 9月25日から29日まで、イタリアのフィレンツェで世界創傷学会(WUWHS・World Union of Wound Healing Societies)が開かれました。
世界創傷学会は4年に1回開かれ、世界中から創傷治療における基礎研究をはじめ褥瘡や慢性創傷、外傷などの臨床治療まで多岐にわたる内容が発表される大きな学会で、前回の2012年の学会は当大学形成外科学教室の波利井清紀教授の主催で横浜で開催されました。
 今回の学会で、同教室の関山琢也医員は「LDL-アフェレーシス」の重症下肢虚血による創傷治療への活用をポスター発表し、「Best of Poster賞」を受賞しました。
 「LDLアフェレーシス」は、血中のコレステロールを透析機器で除去する方法で、重症下肢虚血患者の難治症例への有効性が期待されている治療法です。
近年、重症下肢虚血に注目が集まってきていますが、これに対しての治療方法はあまり知見が広まっておらず、今回の発表はこうした点が高く評価されました。
 関山医員は今回の受賞について、「初めての海外学会で発表内容の素晴らしさなど驚きの連続でしたが、日本の創傷治療に先進的な部分が多いこともわかり、日々の診療への自信となりました。今回の経験を糧に、海外の新しい知見を日本取り入れ、逆に日本の先進的な治療を海外に向けて発信できるように努力していきたい」と話しています。

2016.10.28