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医学部付属病院と提携 雲南省第一人民医院長等が視察で来院

 中国 雲南省第一人民医院の医療関係者一行が、11月15日(火)に視察で来訪しました。
 同院は、病床数2400床、スタッフ3450名を擁する中国の主要病院の一つで、本学医学部付属病院と2004年に医療技術交流で協定を交わしています。
 以来、この12年間で当院は約50名の研修や視察医師を受け入れ、岩下光利病院長をはじめ産科婦人科の医師達と、周産期医学分野の共同研究などが行われてきました。
 15日当日、蒋立 虹院長等の一行は、まず岩下病院長の案内で総合周産期母子医療センターを視察しました。この後、松田博青理事長と両国の医療制度の違いや病院経営について意見を交わし、この中で松田理事長は「当院の見学で参考になるものがあれば幸いです。できることがあれば協力いたします」と述べました。
 懇談のあと一行は、齋藤英昭副院長の案内で中央病棟、SPDの管理システム、薬剤部等を見学し、病院運営全般を管轄する病院管理部の業務やシステムについて説明を受けました。その後、昼食をはさんで救急科宮内講師の案内で特に関心を寄せた高度救命救急センターを見学しました。続いて、中国ではあまり例がないという、地域の消防署と連携した消防演習に参加した他、総合研修センターでは赤木美智男センター長から医学部生の教育と研修医の養成について説明を受けました。
 視察を終えた蒋立院長は、岩下病院長らのもてなしに謝意を表し、「人材育成や病院経営に関する話など、大変参考になりました。当院での課題にこれから取り組んでいきたいです」と抱負を語りました。また、来年度から定期的に医師と看護師を当院に派遣し、研修を受けたいと要望しました。
 なお、本年8月に岩下病院長が第一人民医院を訪問し、来年度から新たに産婦人科関係の3つのプロジェクトが開始されることになりました。

2016.11.18

前列左から蒋立院長、松田理事長、岩下病院長

前列左から蒋立院長、松田理事長、岩下病院長

消防演習に参加した蒋立院長(中央)

消防演習に参加した蒋立院長(中央)