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第340回日本消化器病学会関東支部例会で吉田医師が奨励賞

 2016年7月16日に東京で開催された第340回日本消化器病学会関東支部例会で、本学医学部消化器・一般外科学教室の吉田智幸後期研修医が専攻医奨励賞を受賞しました。
 この賞は、専攻医の優秀演題に送られる賞で、発表会場には3名の評価者が抄録の内容だけではなく、発表パフォーマンスやスライドの内容、質疑応答に至るまで総合的に評価されます。
 吉田先生の発表した演題は「脾摘後重症感染症の1例」でした。脾摘後重症感染症は急激な経過をたどり致死率が高い疾患であり、原因菌のほとんどが肺炎球菌ワクチンであるため、肺炎球菌ワクチン接種(5年に1回)が有効であると考えられています。しかしながら、本症例は肺炎球菌ワクチン接種から約4年経過した時に脾摘後重症感染症を引き起こした症例でした。教科書や文献を検索し、救命し得た経過とともにワクチン接種に関する問題提起を発表し、見事、専攻医奨励賞を受賞しました。
 吉田先生は、脾摘後重症感染症と脾摘患者に対するワクチン接種について、多くの文献検索をし、十数回に渡る指導医とのやり取りなどを行い、発表へ向けて入念な準備を行った結果が今回の受賞に結びついたものと思われます。

左:吉田医師

左:吉田医師

2016.7.16
医学部 消化器・一般外科学教室