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理学療法学科の学生・教員が小学校や高校でボッチャを普及

 保健学部理学療法学科の一場友実講師とボッチャの審判員資格を持つ学生達が、パラリンピック競技のボッチャの体験会を都内の小学校、高校で行いました。
 東京都は、2020年東京パラリンピック大会への機運を盛り上げようと、子どもたちが競技に触れる機会を増やす取り組みを勧めていて、これを受けた小学校、高校から本学へ体験会開催の依頼が寄せられ実現しました。

 3月7日には、小平第十小学校で5・6年生200名を対象に、一場講師と学生17名、卒業生1名が指導をしました。最初に競技のルール説明を行ったあと、1チーム15名で6コートに分かれて競技を体験しました。学生達の指導で児童達は徐々に競技に慣れ、最後は実際の試合形式で競技を行いました。試合ではあちこちのコートから歓声が上がり、「初めての体験だったけどとっても面白かった」、「面白い中にも奥深さがあった」などと大人顔負けの感想も聞かれました。
 同校の校長や先生方は、「とても楽しく良い経験ができました。体験をきっかけに子ども達が障がい者スポーツへの興味や理解を深めていってくれれば」と感想を述べました。

右:学生の実技指導

右:学生の実技指導

左から2人目:小学生も審判体験

左から2人目:小学生も審判体験

参加した6年生達

参加した6年生達

 3月15日は、一場講師と学生1名が伊豆諸島の新島に赴き、新島高校の生徒24名と教員12名を対象に実施しました。ルールの説明や競技の歴史・今後の展望などの講義を行った後、生徒6チーム、教員3チームに分かれトーナメント形式で試合を行いました。熱戦が繰り広げられ、最後は生徒チームに軍配があがりました。生徒からは、「初めて体験をしたがとても面白く、2020年の東京パラリンピックにむけて自分たちも何か行っていきたい」という感想が聞かれました。また、校長や先生方からは「競技のボールセットを高校でいくつか購入しており、高齢者も含めて島民全体でボッチャの普及をしていきたい」との言葉が聞かれ、有意義な体験会となりました。

高校生への講義

高校生への講義

学生による実技指導

学生による実技指導

 理学療法学科では、日本ボッチャ協会公認上級審判員でもある一場友実講師を中心に、学生のボッチャ審判員養成を2014年11月から行っています。現在、卒業生を含め約50名が日本選手権予選、本大会などで審判員として活躍している他、今年3月には新たに30名の学生が審判員資格を取得し、審判員として活動していきます。さらに2020年東京パラリンピック強化指定選手のトレーニング・評価・プログラム開発にも力を注いでいます。
 また、現在オリンピックとパラリンピックのフラッグが東京都内を回り機運を高めるフラッグツアーが、各市区町村と連携して行なわれています。三鷹市では、4月29日~5月5日の開催を予定しており、競技のデモンストレーションイベントとして、杏林大学と東京都庁、三鷹市の3チームでリーグ戦を行い、理学療法学科の学生達がボッチャの試合・競技体験を実施する予定です。

2017.04.10