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H29年度入学式を挙行 1,364名の新入生が学園に

 杏林大学の平成29年度4月入学式が、4月9日(日)、三鷹キャンパスの松田記念館で行われました。
 今年度の新入生は医学部117名、保健学部605名、総合政策学部239名、外国語学部259名、編入・転入学8名、医学部付属看護専門学校100名、医学研究科12名、保健学研究科11名、国際協力研究科13名のあわせて1,364名です。
 スーツ姿などの新入生は、家族や教職員らが見守るなか、学部ごとに着席し式に臨みました。

 式では、はじめに外国語学部の坂本ロビン学部長が学事報告をし、続いて跡見 裕学長が式辞に立ちました。このなかで跡見学長は、「みなさんは過去最高の15,000名を超える受験生の中から選抜されました。まず、このことを祝福します。学園の建学の精神である『眞・善・美の探究』とは、わかりやすくいえば、謙虚であること、他人を思いやること、正しく生きることです。難しいことですが、それに向かって努力してください」と祝いの言葉を述べました。また、「創立50周年を機に八王子キャンパスから井の頭キャンパスへの移転が行われ、今まで以上に4つの学部の緊密な関係が築かれており、学部や専門性を越えた多様な考え方、生き方を学んでください」と助言し、『最も変化に対応できるものが生き残る』というチャールズ・ダーウィンの名言を引用した上で、「今は第6の地球の絶滅期に直面しているとも言われます。環境問題に関心を持つとともに、変化を克服し能動的に学ぶ姿勢で社会の変化に十分対応できる人材に育ってください」と励ましの言葉を贈りました。

坂本外国語学部長

坂本外国語学部長

跡見学長

跡見学長

 続いて、松田博青学園長・理事長は、「皆さんと一緒に先人が積み重ねてきた業績や技術を学び、そこに新しい1ページを加えたいと思います。今後、皆さんを受け入れる社会は、学業に加えていかに精神的な中身を鍛えてきたか、それをどのように表現できるかを求めます。失敗した時にどう対応し、どう立ち直ってきたか。あるいは成し遂げたものについては何をどのようにやり遂げたか。そのようなことを聞かれることもあります。専門分野以外の研究やボランティア活動、外国語の資格試験に挑戦する。そうしたさまざまな活動をすることが精神的な中身を鍛えるひとつの方法になります。皆さんが自発的にこれらに取り組もうとする時は協力を惜しみません。これからの限られた学生生活では、そのために時間を有効に使うことを期待します」と式辞を述べました。
 また、医学部の渡邊卓学部長は、学園創設者の松田進勇先生の言葉『医学をはじめとする自然科学は諸刃の刃である。便利と不便、安全と危険が常に表裏になっている。この両者のバランスをとることが重要であるが、そのためには心の科学とも言うべき人文科学の充実発展にも力を注ぐべきである』という言葉を引用し、「4学部が至近距離に集まって可能になった全学必修の共通科目など、特色ある杏林大学の教育の機会や施設を最大限に活用し、専門性にとどまらない幅広い見識を身につけて下さい」と祝辞を贈りました。

松田学園長・理事長

松田学園長・理事長

渡邊医学部長

渡邊医学部長

 入学式では、このあと在学生を代表して総合政策学部3年生の竹内雅俊さんが、自らが大学の勉強以外にも資格試験にチャレンジしていることに触れ、「夢中になれる何かを見つけてください。それに向かう努力が今後の糧となります」と新入生に呼びかけました。
 これに応えて新入生を代表して保健学部の佐久間紗瑛さんが、杏林大学の一員となる喜びとともに不安や責任感について述べた上で、「先生方の指導を仰ぎ、教養や専門性を高め、目標に向かって確実に歩みを進め、社会に貢献できる人間になれるよう努力します」と宣誓しました。
 最後に吹奏楽部が新入生へ歓迎の意を込めて華やかなオリジナル曲「アプリコットマーチ」を演奏し、入学式は終了しました。

在学生代表総合政策学部竹内さん

在学生代表総合政策学部竹内さん

新入生代表保健学部佐久間さん

新入生代表保健学部佐久間さん

吹奏楽部の演奏

吹奏楽部の演奏

2017.04.11