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アジア太平洋看護研究学会で紅林佑介学内講師がBest Poster Awardを受賞

 8月2日から4日まで、台北(台湾)で第2回アジア太平洋看護研究学会(Asia-Pacific Nursing Research Conference)が開催されました。この学会は、アジアをはじめ世界の看護学研究者が集まり、最新の看護学研究の成果を共有し、根拠に基づいた看護(Evidence-Based Nursing)を促進することを目的に開催されています。
 この学会で、保健学部看護学科看護養護教育学専攻の紅林佑介学内講師が、ポスター発表のなかで優れた研究成果とプレゼンテーションをした演題に対して授与される、Best Poster Awardを受賞しました。
 発表の演題名は「精神科看護師の看護実践能力は自己注目と関連するのか;横断的研究(Is Self-focus Associated with Nursing Competency in Psychiatric Nurses? A Cross-sectional Study)」です。精神科看護師は、看護援助をさらに良くするために日々自身の援助を振り返っていますが、心理学領域では自身に関心を向けることを自己注目と呼んでいます。この自己注目は、2つの特性があり、自身の悪い面ばかりに注目してしまう特性と、自身の良い面を注目する特性があります。今回の紅林学内講師の研究成果では、精神科看護師の看護援助を高めるためには、自身の良い面を注目させ、悪い面への過度な注目を減らすことの重要性が明らかにされました。
 受賞について紅林学内講師は、「今回の受賞はとても光栄なことで、まずはこの研究にご協力頂いたすべての方に感謝申し上げます。会場では参加者から様々なアドバイスをもらえたことも大変刺激になりありがたかったです。まだまだ明らかになっていない点がありますので、今後も研究を積み重ねて、看護や精神科医療を学ぶ学生が自身の援助の良い面にも意識をむけられるような教育方法を考えていきたいと思っています」と話しています。

紅林学内講師

紅林学内講師

2017.08.08