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病理学教室の研究生等3人が甲状腺癌に関する研究で学会賞を受賞

 10月26、27日に福島で開かれた第50回日本甲状腺外科学会学術集会で、医学部病理学教室の山本浩之医学研究科特別研究生が、ポスター最優秀賞を受賞しました。研究テーマは「甲状腺癌の増殖シグナルにおけるアデニル酸シクラーゼの作用」で、研究成果は甲状腺癌の増殖機構の解明に繋がり、新たな分子標的治療への発展が期待されるもので、大きな関心を集めました。

 また、10月27、28日に東京で開かれた第21回日本臨床内分泌病理学会学術総会で、病理学教室で研究を行っている法医学教室所属の廣川達也助教が、Best Young Investigator Awardを、病理学教室の有益 優博士研究員(ポスドク研究員)が、学術総会研究奨励賞を受賞しました。それぞれテーマは「甲状腺乳頭癌におけるTERTプロモーター領域の点突然変異とrSNPの検討」と「甲状腺癌細胞株におけるTERTプロモーター領域の点突然変異とrSNP」で、日本人の甲状腺乳頭癌の素因となるrSNPを発見し、その分子遺伝学的な機序を明らかにしました。


菅間教授と山本先生  賞状を翳す廣川助教、学会会長、理事長と有益研究員
左:菅間教授と山本先生  中央:賞状を翳す廣川助教  右:学会会長、学会理事長と有益研究員

2017.11.10
杏林大学医学部病理学教室 准教授 藤原正親