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整形外科学教室佐野秀仁助教が日本腰痛学会優秀論文賞を受賞

 本学医学部整形外科学教室の佐野秀仁助教は、11月3日、東京品川で開催された第25回日本腰痛学会で優秀論文賞を受賞しました。
 「長期椎体骨折例と椎体後壁膨隆タイプに対するBKPの適応」と題した論文は、 2017年Journal of Spine Research日本腰痛学会特集号に掲載されたものです。
 経皮的椎体形成術 (BKP-Balloon Kyphoplasty-)は、日本では2011年から保険適応となった骨粗鬆症性椎体骨折に対しての新しい治療法ですが、佐野助教は、これまでの知見や当院での治療実績に基づいた結果、BKPは急性期以外にも長期間にわたり骨折後骨癒合していない椎体不安定性のある慢性例や椎体後壁膨隆タイプにも有用であることを報告しました。またその場合は、術後の隣接椎体骨折にも注意が必要であることも述べています。超高齢化社会が進み、骨粗鬆症性椎体骨折が増えていく中で、治療方針を決定するための大きな判断材料になることを示した研究として高く評価され、今回の受賞にいたりました。 
 受賞を受けて佐野助教は、「この度は名誉ある賞を頂き、大変光栄です。これもひとえにご指導頂いている市村正一教授をはじめ、大学病院・教室スタッフ皆様のおかげで、大変感謝しております。これからも切磋琢磨し、精進して参りたいと思います」と話しています。

 なお2019年の第27回日本腰痛学会は、当教室主催となり、神戸での開催を予定しています。

左から当教室の市村教授、佐野助教、東京医科歯科大学大川教授・学会長

左から当教室の市村教授、佐野助教、東京医科歯科大学大川教授・学会長

医学部整形外科学教室
2017.11.24