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外科集談会を杏林大学で開催

 12月2日(土)、第847回外科集談会が本学・井の頭キャンパスで開催され、世話人を呼吸器・甲状腺外科学の近藤晴彦教授が務めました。参加者は157名で、演題数は54題となり、盛会のうちに無事終了しました。
外科集談会は、若手外科医の登竜門となる会で、明治35年に第1回が開催された長い歴史のある外科分野の勉強会です。
 本学からは小児外科、消化器・一般外科、呼吸器・甲状腺外科などから発表がありました。ランチョンセミナーにおいては消化器・一般外科の吉敷智和先生が「米国の外科専門教育と、日本の外科教育の現状と未来」について講演されました。外科教育についての興味深い発表で、参加者には大変好評でした。
 本会は東京大学・山上会館で開催されていますが、今回は山上会館が改築中であり、本学の井の頭キャンパスで開催することとなりました。参加者からは、井の頭キャンパスの環境や設備も高い評価を受けました。
 本学は第704回鍋谷欣市教授(当時)、第714回相馬智教授(当時)、第807回跡見裕教授(当時)、第825回呉屋朝幸教授(当時)、第832回杉山政則教授に続き、今回は6回目の当番世話人担当となり、大変な名誉なことでありました。ご協力賜りました学内外の皆様、教室員には厚く御礼申し上げます。

(事務局担当:呼吸器・甲状腺外科 長島 鎮)

 近藤晴彦教授

 近藤晴彦教授



犬飼美智子研修医が外科集談会で研修医奨励賞を受賞


 今回の外科集談会で、医学部付属病院初期研修医の犬飼美智子先生が研修医奨励賞を受賞しました。
 研修医奨励賞は症例の希少性・重要性、知見の独創性、考察の充実度、発表・質疑応答の内容とスキル、スライド構成などの観点から、審査員が厳密な評価・採点を行い授与されるものです。第847回集談会研修医セッションでは28題の初期研修医の発表があり、犬飼先生を含め4名に研修医奨励賞が授与されました。
 犬飼先生は「急速な呼吸不全を呈し分岐部楔状切除を伴う右肺全摘を施行した一例」の発表をしました。示唆に富む発表内容であり、発表・質疑応答のスキルも高かったことから今回の受賞に至りました。
 受賞を受けて犬飼先生は「この度は、伝統ある学会で発表の機会を頂き、ご評価頂いたことを心より感謝致します。学会発表を通じ、症例の病態をより深く理解できました。特に、手術ビデオの理解は初期研修医に大変難しく、終業後に指導教員の清水麗子助教と実際のビデオを見ながら、解剖学的、手術手技的なご指導を賜り、原稿を細部まで練りました。他の先生方からも発表内容をご確認、ご指摘頂き、先生方と作り上げた発表が受賞できて本当にうれしいです」と話しています。

左から指導教員の清水麗子助教、犬飼先生、近藤晴彦教授

左から指導教員の清水麗子助教、犬飼先生、近藤晴彦教授