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第30回臨床不整脈研究会で長岡医員が最優秀演題賞を受賞

 1月13日に東京・港区で開催された第30回臨床不整脈研究会で循環器内科不整脈センターの長岡身佳医員が最優秀演題賞を受賞しました。
 発表は、「左室側壁心外膜で左脚ブロック波形の心室頻拍に近似したペースマッピング波形の得られた左室緻密化障害の一例」と題した症例報告です。心室頻拍は心不全や突然死の誘因にもなり得る不整脈です。そのための治療として、カテーテルアブレーションが広く行われています。本学医学部付属病院では年間約350症例の不整脈のカテーテル治療を行っており、他院で治療困難な患者が紹介されてくることもあります。
 当院での治療は、2015年にアジアで初めて導入したMediGuideシステムや3次元マッピングシステムを用いることで、X線透視による医療被爆を最小限に抑えながら、安全に行うことが可能となっています。
 今回の発表では、この2つのシステムを用いて、電位を指標に左室緻密化障害での難治性心室頻拍の治療に成功することができたことを症例報告しました。
 受賞した長岡先生は、「平素より親身に指導してくださる副島京子教授、上田明子特任講師をはじめ、諸先生方に感謝致します。カテーテルアブレーションは医師の他、臨床工学技士、看護師など様々な職種の協力が必要です。皆の力を合わせて治療に成功したことが喜びです」と語っています。

中央:長岡先生、不整脈センターの先生方と

中央:長岡先生、不整脈センターの先生方と

2018.02.05