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JR東日本との協働事業「YOKOSO NIPPON Project」で報告会


 本学はJR東日本の八王子支社との協働事業として、海外からの観光客への対応やサービスの向上、観光情報の発信に力を入れるプロジェクト「YOKOSO NIPPON Project」を進めています。
2016年から始まったこのプロジェクトには、本学から外国語学部の古本ゼミと総合政策学部の久野ゼミの学生達が参加しており、第6回の報告会が3月8日、JR東日本八王子支社で開かれ、約70名が出席しました。
 このプロジェクトは3つのワーキンググループ(以下、WG)に分かれて作業が行われ、古本ゼミと久野ゼミの学生達が学部の枠を越えて連携してWGのメンバーとなりJR側の3WGと共同で進めてきました。
 最初のWGは「苦手意識克服」をテーマに、外国人観光客を駅職員が英語で案内でき、英語への苦手意識を克服できるような教材を作成しました。本学の学生はJRの駅職員にアンケートを取り、外国人からよく尋ねられる質問を調査して、JR社員と検討を重ね、英語での問答を集めたテキストとビデオ教材を作りました。
 2番目のWGは案内ツールの整備がテーマでした。駅職員が外国人観光客とスムーズ対応できるようになることをめざし、多言語案内ポータルサイト、各駅の職場で利用できる資料、OMOTENASHIカードの3つのツール作成を行いました。本学の学生はJR駅職員へのヒアリングだけでなく、各鉄道会社が作成しているツールの分析を行い、それらの結果を元にJR社員と共同でツールを作成しました。
 3番目のWGは魅力発見をテーマにJR八王子支社管内(三鷹以西の東京と山梨県)にある観光地の魅力をアピールし、経由地ではなく、目的地としてもらうことをめざしました。本学の学生はポスターとステッカー作り、チラシやFacebookなどでの情報発信を行いました。JR社員とのミーティングでは富士山方面へ流れてしまう観光客を甲府地域に引き込むためにアンケート調査や分析を実施し、観光スポットを紹介する山梨おでかけマップの作成の提案も行いました。
 プロジェクトに参加した学生たちは、今まで接することのなかった社会人との共同作業で、仕事のやり方や考え方など、多くのことを学ぶことができたと感想を述べていました。
報告会では最後にJR東日本八王子の坂本浩行支社長が「どの発表もよく練られていて大変参考になりました。学生達の視点は非常に新鮮で、社員にも刺激になったので、これからも継続的に協力を続けていきたいと思います」と挨拶しました。
 本学とJR東日本八王子支社との協働はこれでいったん終了となりますが、「YOKOSO NIPPON Project」は2020年まで続きます。

2018.3.13