6月16日(土)のオープンキャンパスでは、外国語学部 関 美和先生と総合政策学部 松井孝太先生が模擬授業を行います。2人の先生の模擬授業の概要をお伝えします。
「翻訳ワークショップ プロの翻訳者はこう訳す!
試してみようプロの翻訳術」 (外国語学部 関 美和)
皆さんは翻訳書がお好きですか?
本は好きだけど「翻訳書が苦手」という方はおそらく、翻訳調の文章が読みづらいと思っていらっしゃるのではないでしょうか?
では、その「読みづらさ」はどこから来るものでしょう?
翻訳書の「読みづらさ」を排除しつつ、原文の意味を過不足なく伝えるにはどうしたらいいでしょう?
この授業では、私が考える「読みづらさ」の原因とその解決策をご紹介しつつ、「いい翻訳とは何か?」を皆さんと一緒に考えたいと思います。
そして、すでに出版された翻訳本の一節をどう翻訳するかを演習形式でみなさんに考えていただこうと思っています。
翻訳本が好きな方も苦手な方も、ぜひお気軽にお立ち寄り下さい。
【講師プロフィール】
関 美和(せき みわ)
外国語学部准教授。専門はビジネス書籍の翻訳実務・翻訳論。
慶應義塾大学文学部・法学部卒業。電通、スミスバーニー勤務の後、ハーバード・ビジネススクールでMBA取得。モルガン・スタンレー投資銀行を経てクレイ・フィンレイ投資顧問東京支店長。ビジネス書籍の翻訳者。
「ニュースを理解しよう
待機児童問題って何だろう?」(総合政策学部 松井孝太)
皆さんは、ニュースなどで「待機児童問題」という言葉が盛んに取り上げられているのを目にしたことはありませんか?保育園に空きがなくて入れない子どもがたくさんいるという状況が、いま日本中で大きな問題になっています。
保育園が足りないことが、なぜ日本の将来を左右するほどの大変な問題なのでしょうか?
「少子化」が進んで子どもの数がどんどん減っているはずなのに、なぜ保育園が足りないのでしょうか?
そもそも、「保育園」と「幼稚園」は、何が違うのでしょうか?
「認可」保育園と「認可外」保育園という言葉は、何を意味しているのでしょうか?
これからスタートすることが決まった「保育無償化」とは、一体何でしょうか?
この模擬講義では、このようなさまざまな疑問に、社会科学の視点から迫りたいと思います。ぜひお気軽におこしください。
【講師プロフィール】
松井孝太(まつい こうた)
研究テーマは米国政治経済、社会保障・労働政策、政治学。
東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了、同東京大学大学院法学政治学研究科博士課程進学。イェール大学フォックス・インターナショナル・フェロー、イェール大学政治学部客員研究員を経て2013年に杏林大学杏林CCRC研究所特任助教となる。2016年より杏林大学総合政策学部講師