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就活シミュレーション、トライアルが行われました。

11月25日。土曜日の朝の井の頭キャンパス。リクルートスーツを身にまとった若者たちのグループが次々と登校する姿がありました。そう、この日は外国語学部観光交流文化学科3年生たちの模擬就職試験とでも呼ぶべき「就職活動シミュレーション」の日です。本格的な就活シーズンを前に、架空の企業を想定し事前にエントリーシートを提出した上で、筆記試験、グループディスカッション、それに集団面接を本番さながらに体験してもらおうというイベントです。
 まず午前中は、筆記試験(SPI試験)とグループディスカッションが行われました。1グループあたり6~7人で、司会役、書記役、タイムキーパー役を決めた上で、あるグループは「2020年東京オリンピックまでに私たちができることは何か?」をテーマに意見を交わしました。面接官役には、航空会社やホテルなどから採用担当者が招かれ、それぞれの学生の積極性や議論への関わり方などを細かくチェックしていました。午後からは、架空の航空会社、ホテル、旅行会社など4つに分かれて集団面接が行われ、学生たちはそれぞれの会社を志望した動機など面接官役から繰り出される質問に答えていました。面接を終えた学生たちは、「緊張して自分の思いが言葉に変換できなかった」、「カミカミだった」などと、それぞれ反省の言葉を口にしていました。
 面接官役による審査の結果、成績が上位だった5人が架空の企業の内定者に選ばれましたが、全体講評で面接官役からは、「業界研究が甘く、深堀りができていない」とか「『一緒に仕事をしたい』と採用担当者に思わせることが大事で、自分を表現する方法をもっと考えよう」といった厳しくも温か味のあるアドバイスが出されていました。
最後に外国語学部就職委員長の志村良浩教授が「きょうのシミュレーションをぜひ‘気づき’の場、転換点としてほしい」と呼びかけました。
 一方、総合政策学部3年生の模擬就職試験、「就職活動トライアル」は、12月2日に行われました。総合政策学部の「トライアル」は7月に続いて今年2回目で、前回の反省を踏まえて面接対応などがどこまで改善されたかが注目ポイントです。この日は午前と午後に分かれ、午前中は半数の学生が集団面接とグループディスカッションに臨みました。集団面接では、面接終了後にその場で面接官役から改善すべき点の指摘が行われました。参加した学生の多くは、「前回より自分の言葉で話すことができた」などと手ごたえを感じていた様子でしたが、「厳しい指摘を色々受けた」と肩を落とす学生もいました。
 審査の結果、優秀な成績をおさめた学生の名前が発表され、おしまいに総合政策学部就職副委員長の藤原究准教授が「就活まで時間はあまり残されていない。いい就職をしたいなら、できなかったところの対策にすぐに取りかかろう」と激励していました。
 外国語学部英語学科、中国語学科の「就職シミュレーション」は、12月9日に予定されています。

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