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イギリスオックスフォード研修報告

外国語学部 助教 北村 一真

 


杏林大学のオックスフォード研修は今年で20周年を迎えました。12名の参加学生たちは皆、オックスフォードの静謐かつ歴史的重みの溢れる雰囲気に包まれながら、他では決して味わうことのできない素晴らしい時間を過ごしました。

毎日の研修の舞台となったのはLady Margaret College(LMH)という大学です。午前中はTheme Lessonで英語を学ぶのと同時に、授業最終日に予定されている発表の準備を行いました。午後は2人の学生を1人の教員が指導する少人数制のSemi Private Lessonの時間です。映画や音楽を教材に、文字通り英語のシャワーを浴びました。もちろん、机に座って行う勉強ばかりではありません。PuntingやCream tea、Blenheim Palace見学といった地元の魅力を存分に体感できるアクティヴィティに参加するとともに、2週目以降のField Workでは伝統あるカフェやパブに実際に足を運んで店員や客にアンケート調査を行うなど、実践を通して異文化コミュニケーションの面白さ、難しさを学びました。週末には、シェークスピアの生家があるストラットフォードアポンエイボンに足を延ばしたり、ロンドンで大英博物館やベーカーストリートを見学したりと、とにかく休む暇がないほどに刺激に溢れ、充実した毎日でした。

海外研修の最大の魅力とは、非日常的な経験が与えてくれる様々な「きっかけ」にあるように思います。例えば、ホームステイ先で多様な文化的背景を持つホストファミリーと寝食を共にすることは、普段自分たちが暮らしている日本社会を客観的に眺める大きな「きっかけ」となります。また、コミュニケーションをとりたいと感じながらも、伝えたいことを言葉にできないといったもどかしさは、もっと英語を学びたい、もっと自分の力を高めたいという強い動機を惹起する「きっかけ」ともなるでしょう。こういった「きっかけ」は、はじめはほんの小さな種に過ぎないかもしれません。けれども、やがて大きなオークの木へと姿を変えるどんぐりのように、人生に深く影響を与える潜在性を秘めています。

12名の学生たちは、各人がそれぞれの大切な「きっかけ」をこの研修でつかんだことと思います。彼らがこの種を大事に育て、この先直面するであろう様々な困難や障壁を突破する力へと変えていってくれることを切に願いつつ、それを出来る限り手助けしていくこと、それが我々教員の役目だと考えております。

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