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上海外国語大学留学体験記

外国語学部 英語学科 児玉大地

「皆さんは、目の前に自分の好意を抱く人がいたら、どのような行動をとりますか?」
その際に抱く「相手をもっと知りたい」そういった気持ちが外国語を学ぶ上で重要だと考える。語学を学びたいではなく、「その国を知りたい」そういった考え方が留学生活を大きく左右する。相手を「知りたい」という欲求は必然的に「伝えたい」という欲求に変化する。その後その欲求を満たす為に、自ずと外国語を話すことになる。ではここで私が10ヶ月中国でどのような行動をとり、何を感じ、何を学んだか端的に述べる。
動機)表層的な現象ではなく、深層的な本質を日本ではなく、中国で原理的に洞察するため。
◯中国の友人の家でホームステイ(10日間)
◯結婚式に参加
◯一般的な中国人が住むアパートで一人暮らし。
◯中国人だけが集う旅行ツアーへの参加
◯中国人と共に仕事をする
私は上記の体験をすることで中国人という民族を肌で感じることができた。そしてここで中国人に対して、主観的な意見を述べる。中国人の多くは「生きるために何かをする」「人と人の偽りのない絆の深さ」をもつ民族だ。前者は例えば商売、教育の観点から述べるのであれば、学生は日々勉強を欠かせない。今勉強しなければ、将来自分自身の生活に大きく影響することを認識している。また彼らの両親も子供が小さい時から彼らに教育する。従って中国では高校生まで恋愛は特に認められていないそうだ。上海外国語大学の学生においては殆どの者が日本語検定一級を保持し、流暢に日本語を話す。日本の大学において、外国語学部で両者をものにしている者は何人いるだろうか。また商人はいかに高値で物を売るかを考えている。物価が安い中国において高値で売らなければ彼らの今の生活に大きく影響を及ぼす。そして、中国の路上や電車の中では五体不満足の方々が、自分自身の病状を曝け出し他者からの恩恵を求めていた。確かに日本は物質的には豊かな国かもしれない。しかし上記で述べた方々も含め上海を覆っていた人々が持つエネルギーのようなものが今の日本に欠けていると考える。
後者の理由は中国の友人と阿姨(中国のおばちゃん)は私が困った際に、「心よく」私を救いの手を差し伸べた。その際に毎回言われることは、私「谢谢你了」、友人「不用谢,因为你是我的朋友」「你是我的小日本朋友」つまり「私達は友達だから礼はいらねーぜ」と私に言った。私は「な….んてクールな民族だ。」と感銘を受け、そしてそれを言われる事に胸がキュン,キュンし(笑)中国人という民族は表裏がなく、素直な民族だと認識した。また結婚式に参加したい意向を告げると、心よく引き受け、更に結婚式ではまるで彼らの親戚のように接してくれた。私が知る日本人の多くは「何かをする、してもらう」際に少なからず見返りを求める者が多い。もし何らかの形で相手に恩を返さないと礼儀がないとみなされる。もちろん私はそれを否定的にとらえているのではない。ただ日本は「親しき仲にも礼儀あり」、中国では「親しき仲には礼儀なし」を伝えたいだけだ。確かに中国人の多くは好きな時に好きな事をし、そして、好きな事を言う。なぜなら彼らの多くは本音と本音をぶつけ合い、その後人間関係を構築するからだ。もちろんその過程には人を罵る言葉も多い。しかしそれは深い意味はない。だから真に受けることもない。その行動に対して、外国人の多くは否定的に考える者も多い。国々文化や風習が異なる。それを否定的、肯定的に捉えるかによって、中国での生活が大きく変わってくるだろ。例えば私の友人で、常に先進国と中国を比較し、上から物事を述べるものが多くいた。彼女らはいつも「やっぱり中国だ」「中国人は。」と述べ、中国の文化や風習を少しも解ろうとせずに、先入観で全てを判断していた。そのような者は六ヶ月経っても何も変わっていなかった。
最後に中国は単に外国の技術を導入するだけではなく、それを国産化していく気概と能力が特化していることを感じた。また高速道路、鉄道、電力、港湾整備、工業地帯の整備を含め、大規模で計画的な社会、インフラ整備状況は現在の中国の経済発展、そして、今後の更なる経済発展の確実性を感じるには十分なものであった。「君の事をもっと知りたい」という欲求を喚起させる、個の関係を発展すれば、お互いが「心の真ん中」に立ち続けることが可能だ。その累積ならばより一層近い国になる。「国単位」の関係ではなく、「個人の関係の集積体である国」の関係を日中においても築けることを願って止まない。

外国語学部 中国語・日本語学科 鈴木 里絵

私は4か月間、中国の上海外国語大学に留学していました。今回の留学は私にとって初めての中国でした。そのため、最初は戸惑うことがたくさんあり不安だらけでした。また大学で中国語や中国の文化について1年半勉強しましたが、実際に現地に行くと言葉や文化の壁に苦しみました。しかし、まずは自分たちで行動しないと始まらないと思ったので、わからなくてもなるべく外に出てみるなど積極的な行動をするようにしました。
学校の授業は午前中がクラスでの授業で、午後は選択授業でした。クラスは事前のテストによってレベルごとにわけられます。選択授業はクラスによってとれる授業は違いますが、太極拳や切り紙などの中国伝統の文化を体験することができます。選択授業がない日は、午前中で終わってしまい、午後は自由な時間なのでなるべく外にでかけたりしていました。授業はもちろん中国語なのでついてくのが必死でした。日本人は漢字を使っているため、ある程度の読み書きはできますが、聞くのと話すことはとても大変でした。
わたしのクラスには韓国人、インドネシア人、ロシア人などの様々な国の人がいました。仲よくなるにつれてコミュニケーションも増え、休み時間などに中国語を通して、お互いの国の言葉を教えあったりもしました。そして、私が外国人と接していて感じたことは、日本に興味を持っている外国人がとても多いということです。そのため日本の文化や言葉について様々なことを聞かれました。日本語を覚えて、使ってくれるのはうれしかったです。
 普段日本で暮らしていて、当たり前だと何気なく思っていることでも、外国で生活していると、習慣や文化などいろいろなことが当たり前でない、ということに気づくことが多々ありました。そう気づいた上で日本に帰ってくると、日本での日常もまた違って見え、自分の考え方も変わるような気がしました。日本とは違う外国での生活ができたことは自分自身にとって貴重で非常によい経験になりました。留学というのは非常に刺激的で面白いものであり、留学を機会に新しく出会えた友人、経験、知識は一生のものだと感じました。これから、留学で得た貴重な経験を生かしてこれからの勉学に励んでいきたいと思います。

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