1. 杏林大学トップ
  2. [海外研修]ブライトン大学研修(2015/9/4〜9/20実施)

[海外研修]ブライトン大学研修(2015/9/4〜9/20実施)

______________________________
University of Brighton 2015/9/4-9/20
 保健学部看護学科看護学専攻 湯本 茜 さん

 イギリス、ブライトン大学でおよそ2週間の研修をさせて頂きました。ブライトンはロンドンから電車で1時間ほどの場所に位置するイギリス海峡に面した地域です。ブライトン大学は、当時行われていたラグビーワールドカップで、日本代表が南アフリカ代表との初戦を戦った会場のすぐ隣にあり、開催が近づくにつれ大学周辺やブライトンの町も賑わいを見せていました。

 イギリスは、国土はおよそ日本の3分の2、人口は約半分ですが、GDPにおける医療費の割合はほぼ同じです。NHS(National Health Service)という医療保険制度の中で、国民は誰でも無料で医療を受けることができます。GP(General Practitioner)という地域のかかりつけ医を登録し、救急などの場合を除いて、原則としてまずはGPを受診します。GPの紹介がなければ、専門病院や大学病院での治療は行えません。GPの変更は行えますが、登録は一つのGPしかできないので、セカンドオピニオンを希望する人は多くいるものの、実際に行うことはとても難しいとのことでした。研修の中では実際のGPを訪問し、診察の様子も見学させて頂くことができました。GPは日本のように診療科ごとに分かれているわけではないので(病院の医師と地域のGPの医師では受ける教育も異なる)、同じ先生に診察を受けられるというのは患者さんにとって、特に様々な慢性疾患を複数抱える高齢者にとって大きなメリットであると思いました。また、イギリスでも高齢化が問題となっており、地域医療の鍵は看護師であるとおっしゃっていました。

 日本とは違い、イギリスでは看護師の国家試験はありませんが、その質を維持するために資格は四年に一度の更新制となっています。またこれは看護師だけでなく、医師やOP、STなども同様であり、先進国の多くは更新制をとっているとのことでした。看護師教育も日本とは大きく異なり、大学在学中に成人、小児など四つの専門分野に分かれ、卒業後は全員がその専門の看護師として働きます。それぞれの専門分野ごとにレベル付けがされていたり、地域医療の中だけでもDistrict NurseやGP practice nurseなど様々な種類の看護師がいるなど、看護師の役割と仕事はかなり専門化されていました。限定的ですが処方もできる看護師もおり、看護師の求められる役割というのは日本と比べ大きいと感じました。ただ経験を積むだけでなく、卒後教育を続ける中でレベルを上げ、目に見えるかたちで自分のできる役割を増やしていけるというのは、とてもいいところだと思います。

 このことから、卒業後も継続してスキルアップをすることの重要性を実感しました。また看護師、医療職として求められていることでもあると思います。そして、専門性を高めることで、看護師としてのやりがいも大きくなるのではとも思いました。この研修で経験させて頂いたことを活かし、自己研鑚に励みたいと思います。

______________________________
University of Brighton 2015/9/4-9/20
 保健学部看護学科看護養護教育専攻 早川 萌 さん

 私は2週間イギリス・ブライトン大学にて研修を行ってきました。私自身、初めての海外で英語にも不安がありましたが、同じ仲間とともにたくさんの貴重な体験をすることができました。

 大学の授業では、イギリスを中心に現代の健康課題や医療制度、疾患、看護教育について学びました。その後は授業を踏まえて、病院、ホスピス、診療所を見学し実際の現場の様子や働く看護師やスタッフの話を聞き理解を深めました。イギリスは日本と同じ島国ですが、似た点や様々な違った点があります。それらを比べ、なぜそのような違いがあるのかを授業やプレゼンテーションを通して学びました。日本のヘルスサービスは世界でも質の高いものであること、イギリスや先進国では貧富の差が健康の障壁になっていることなど、日本国内では学びにくいグローバルな視点で考えることができました。    

 また、日本のことについて改めて説明することの難しさを強く感じました。英語のスキルが足りていないことももちろん理由の一つではありますが、それ以上に自分達の国のことを詳しく知らないことが多いということを実感しました。例えば、貧しい人々が日本にはどれくらいいるのか、どうやって国は援助しているのか、など・・・。日本は国際的にみて貧富の格差が少なく、あまり話題になりませんが、存在しないわけではありません。格差の問題は日本でも大きくなりつつある問題であり、これから向き合わなくてはならないことであると思いました。もっと日本のことについて知らなくてはならないことがたくさんあります。この研修はたくさんの気づきを与えてくれ、自分にとってもっと勉強していこうというモチベーションになりました。                                            

 研修中の2週間は、大学の敷地内にある寮で自炊をしながら同じ日本の仲間とともに過ごしました。買い出しに現地のスーパーに行ったり、ブライトンのレストランに連れていってもらったり、楽しく過ごすことができました。同じ寮にいるため、プレゼンテーションの準備をしたり、授業の復習を一緒にしたりする機会があり、慣れない研修期間での心の支えとなりました。土日は授業がなくフリーに過ごすことができるため、ブライトンやロンドンに観光に行き、様々な観光地をまわりました。短い期間でしたが、盛りだくさんのイベントが詰め込まれた時間でした。                  

 私はこの研修での経験で、世界の中の日本という視点を得ることができました。この経験は残りの大学生活はもちろん、社会人になっても活かしていけると考えています。また、海外へ行ける機会があったらもっとパワーアップした自分でチャレンジしたいと思います。

2015.10.22 国際交流課
2015.11.5更新

杏林大学について

入試ガイド

就職・キャリア

留学・国際交流

キャンパスライフ・施設

キャンパス案内

各センター・施設

研究・社会活動

PAGE TOP