受験生サイト サークル紹介 学生支援ポータル 学納金サイト  [在学生・保護者専用]

[海外研修]ニューカッスル大学研修(2017/8/5〜8/27実施)

2017年度 ニューカッスル大学研修から帰国した学生の体験記を紹介します。

——————————————————————————————————————————

外国語学部英語学科 柿澤 芽生

 今回この研修への参加を決めた理由は、英語が飛び交う環境の中でどれだけ自分の英語力を発揮し、多くのことを習得できるのかという事を試したかったからです。3週間という短い滞在期間でしたが、非常に濃い三週間でした。このプログラムを通して様々な国の人と出会い、交流することができました。
 そのような環境の中、1コマ2時間でみっちり英語を勉強することができて貴重な経験となりました。
授業はspeaking , writing , listeningのテストを毎日こなし、グループディスカッションも多く取り入れていた為英語を学習するだけではなく、多国籍の人たちと沢山交流できたことがとても良い経験となりました。私のクラスは中国人の留学生が多かった為、中国語を教えてくれたり、日本語を教えたりしました。授業の一環としてアクティビティが行われ、カンガルーやコアラを見たり、自然に触れたりと日本とは違った環境を感じることができました。
 今回の滞在はホームステイでした。ホストマザーの方はとても気さくでアクティブな方だったので、休日は海やショッピングセンターに連れて行ってくれました。彼女はオーストラリア出身ではないけれど自分の住んでいる国の文化を誇り、自然の素晴らしさ、人の温かさを紹介してくれました。実際、ニューカッスルの人はすれ違う時に笑顔で話しかけてくれるので、暖かい人たちに囲まれてとても嬉しかったです。文化や習慣・言語の違いもあり、慣れない生活に1週間目はは英語は聞き取れないし、思っていることも伝えられずとても苦労しましたが、1週間経てみて英語を聞き取る力が身につき、更にホストマザーやクラスメイトと意思疎通することができ毎日楽しく生活できたことが、今回の研修を通して最も印象に残っています。そして自分の英語力を更に向上させるための今後の課題も見つかったので、海外研修に参加してよかったなと思いました。今後はその課題を克服するべく英語サロンやライティングセンターへ積極的に行きたいと思っています。

——————————————————————————————————————————
外国語学部英語学科 小野寺 結

 私はこの三週間の研修を経て様々なことを学ぶことができたと感じています。初日にクラス分けテストを受けIntermediateのクラスに入りました。そのクラスには日本人、韓国人、サウジアラビア人、モンゴル人、中国人の生徒がおり、五週間あるプログラムの途中から参加する形でクラスに加わりました。はじめは緊張と不安な気持ちでガチガチでしたが、二人の担任の先生は分かりやすい英語で話してくださったり、ゆっくり話してくださり、クラスのみんなとは休憩時間にお互いのことを話し合ったりとすぐにクラスに馴染むことができました。授業ではプリントが配られ、readingやwriting、listeningのどれかに一日フォーカスを当てアクティビティーを交えた授業で非常に分かりやすく、ペアやグループを作り行うことが多く発言することだったり、コミュニケーションをとることが自然とできるようになっていたと感じています。私のクラスではほとんど毎日セルフスタディーの時間とホームワークが出されたのですが難しすぎるものはなく、午前の授業の復習や次の日の授業の予習がメインでした。また、二週目の月曜日にクラスで遠足としてドルフィンウォッチングに行くなど楽しい時間を過ごすことができました。授業は日本での方式とは異なっていましたが効率の良い方法やスマホを使うなど、楽しさを織り交ぜた授業で学んだことはとても新鮮に感じました。                                        
 次に生活面についてです。ホームステイ先は学校からバスで15分と近道の山道を10分ほど歩いたところのお宅に、今回の研修プログラムに一緒に参加したメンバーの内一人と共にお世話になりました。
ホストファミリーは優しく、毎日おいしい夕食を作ってくださり、夕食後にはテレビを一緒に見たり、休日はドライブに連れて行っていただきニューカッスルの町についても教えてくださいました。他の休日にはプログラムに一緒に参加した友人達とシドニー観光やショッピングモールに買い物に行くなど充実した休日も過ごすことができました。買い物をするだけでも文化の違いを感じることができ、様々な国籍をもった人が暮らすオーストラリアでは、日本では見られない多文化か共存する環境を体験したことも今回の研修において大きな点であったと思います。                                            
 私は三週間という短いこの研修プログラムから多くのことを学んだと感じています。初めてのことも多くあったり、気候など環境の違いにより体調を崩してしまったりと、不安な気持ちに襲われても友人そしてホストファミリーに支えられ三週間を過ごすことができました。そしてこの三週間で学んだ一番大きな点は「伝えること」だと思います。自分の考えを相手に伝える、自分自身のことを伝える、相手の意思を理解したことを伝える、どれも日本で当たり前にしていたことが上手くできない環境になり、初めて伝えるということの重要さを認識することができ、言葉が持つ力は偉大であると感じました。思いが通じなかった悔しさ、そして思いが通じたときの喜びを糧にこれからも言語学習に努力していきたいと思っています。このオーストラリア研修は私の大学生活、また人生においても貴重な経験であり、私という人としての一部を形成する新たなピースになったと感じています。