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準優秀賞に至るまで

「八王子学生ガイド組織の設立」(久野ゼミナール)

 

 

総合政策学部 総合政策学科2年 和田圭太


今回の学生発表会では、産学官が連携しながら、23の大学が立地する八王子市において「市の公式学生ガイド」を育てるための「大学横断的」な演習科目を設置してはどうか、という政策提言を八王子市長に対してさせて頂き、準優秀賞を頂くことが出来ました。

このテーマを選んだ理由は、八王子市では観光客が高尾山に一極集中しているという「観光政策上の課題」と、大学間の単位互換制度の利用者数が少ないという「大学間の交流上の課題」を同時に解決できる政策を提案したい、と考えたことがきっかけす。

事前準備で苦労したことは二点あります。第一に、外部の方に取材を行うためのアポイント取得と取材時の対応についてです。
私たちは提言を行う前提として、産学官の様々な立場の方々のご意見をうかがうべく、大学の内外あわせて、20名弱の方に取材をさせて頂きました。アポイント取得の際には、言葉遣いや、相手の予定など、配慮すべき事が沢山あります。アポイント獲得後も、質問事項の準備から、取材当日のメモ取り、取材後の記録の作成まで、全てが初めての経験でした。

第二に、提言内容の実現可能性への配慮です。本提言を検討する過程で、様々な問題に直面しました。例えば、低予算で大学横断的な演習を開催できる場所はあるのか、他の大学の教員は協力してくれるのか、学生は集まるのか、演習の質をどのように担保するのか、などです。
こうした懸念事項をひとつひとつ解決するうえでも、先に述べた取材を通じたリサーチが非常に重要でした。

準優秀賞に至るまで、多くの困難が立ち塞がり、挫折しそうな時もありました。しかし、取材に協力してくださった皆様、そしてゼミの仲間の協力を得て、完成度の高い政策提言を市長に発表することが出来たと思っています。お世話になった方々に、この場を借りて、受賞の報告と御礼を申し上げます。