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グローバル人材育成推進事業のため塚本慶一教授が北京の大学を訪問しました

グローバル人材育成推進事業の一環として、国際交流センター長の塚本慶一教授が昨年12月の北京第二外国語学院訪問に続き、3月28日から31日まで北京語言大学ほかを訪問し、当該事業の説明とともに、今年度の事業計画等につき幅広い意見交換を行いました。

塚本教授はあわせて北京語言大学の客員教授として、同学で同時通訳集中講義を行いました。同大学には2003年大学院に中日同時通訳コースが設置されています。杏林大学は2008年に同大学と学術交流協定を結んでおり、学生が同大学での短期語学研修に参加するなど教育交流を深めています。

2日間の集中講義は大学院生ほか公的機関の若手職員、計20名を対象に行われ、塚本教授は日中同時通訳者としての数々の経験、同時通訳の心得やポイントを伝えたほか、通訳ブースを使った模擬記者会見の同時通訳を体験させるなど熱のこもった指導を行いました。

なお、5月の連休期間には、学術交流協定校である北京外国語大学ほかの招請により、再度現地を訪問する予定になっています。

北京語言大学のホームページでも、早速くわしく紹介されています。

<日本語訳>
日中同時通訳者であり本学客員教授である塚本慶一教授が、北京語言大学の院生を中心に講義を行いました。
日中同時通訳のスペシャリストであり、本学の客員教授である塚本慶一教授は本学の招きに応え、3月末に本学にて日中同時通訳についての集中講義を行ってくださいました。今回の講義には外国語学部日本語学科の院生及び日中友好協会の若手職員らが参加しました。
塚本慶一教授は中国と日本の通訳界において、日中通訳・翻訳分野での唯一の博士課程指導教授であり、北京語言大学、北京第二外国語学院、北京外国語大学の客員教授であります。また、日本文部科学省の5カ年事業の「2012年度グローバル人材育成推進事業」の採択を受けて、中でも日中通訳・翻訳プロジェクトの総責任者でもあります。
塚本慶一教授は学術面で多数の業績を残しているだけでなく、30年に及ぶ同時通訳現場と通訳者育成の経験があり、これまで幾度も重要な場面で日中間の逐次通訳や同時通訳をこなされています。教科書も多数出版され、この分野の学界・業界では非常に高い声望で知られています。
2002年、塚本教授が本校の客員教授となられてから十数年間にわたって何度も本学に足を運び日本語専攻において同時通訳の集中講義や学術交流を行って頂いています。本学の日本語専攻が2003年全国に先駆けて日中同時通訳の大学院を設置した折には大変なご尽力をいただきました。そしてまた、本学で集中講義が行われる際には外交部や中日友協、団中央などの職員の講義出席も受け入れ、公的機関の人材育成に大きく貢献され、そのことによって本学の存在がより際立つ結果となっています。
今回の講義期間中、塚本教授は杏林大学と本学外国語学部との間で双方の今後の人材育成及び学術交流における意見交換を行い、両校の協力とこの学問分野の構築に新たなる一歩を踏み出しました。

北京語言大学にて同時通訳の集中講義

北京語言大学にて同時通訳の集中講義