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日英同時通訳の第一人者小松達也先生による特別講義


 5月13日(金)日英同時通訳の草分け的存在である小松達也先生を井の頭新キャンパスにお招きし、「良い通訳とは?」をテーマに特別講義を行っていただきました。小松先生をお招きするのは今回で5度目であり、いずれも塚本慶一教授の働きかけによって実現しました。受講対象は国際協力研究科日中通訳翻訳研究コースに在籍する25名の学生が中心となりました。

 講義では、良い通訳を行う為の“理解”と“表現”の重要性に始まり、通訳技術向上の為の訓練方法や通訳者の存在意義に至るまで、終始和やかな雰囲気の中お話し下さいました。
 質疑応答の際には、1969年アポロ月面着陸時の同時通訳のお話もして下さり、その貴重なエピソードに学生達も感激して聞き入っていました。
 また、日本初の国際会議通訳集団(株)サイマル・インターナショナルを創設するに至った経緯や、現在の日本の通訳業界における問題点についても述べられました。

 わずか2時間あまりの講義でしたが、受講した学生にはこれから通訳者を目指す上で大きな励みとなる大変内容の濃い講義となりました。


小松達也先生プロフィール
 1960年日本生産性本部駐米通訳員、65年まで米国国務省言語課勤務。わが国の日英通訳者の第一人者として、数々の国際会議で活躍。現在(株)サイマル・インターナショナル顧問、国際教養大学客員教授。


(大学院国際協力研究科)
2016.05.17