6月23日(木)、井の頭キャンパスで早稲田大学国際教養学部教授・早稲田大学国際情報通信研究科教授の樋口清秀先生が 「イノベーションと日本経済」と題して講演されました。
樋口教授の研究分野は情報技術革新と経済進化、複雑系経済学、進化経済学、経済成長論、経済発展論、国際経済学、金融経済論、国際金融論、社会資本論、社会経済論など経済学の諸方面に及んでいます。
講演では、以下の4章
1、イノベーションとは何か。
2、イノベーションは企業行動にどのような効果をもたらすのか。
3、現在のイノベーションの状況を日本経済に見る。
4、今日のさまざまなイノベーションは私たちの生活をどのように変えていくのか。
から構成され、樋口先生はイノベーションの概念を説明しながら、人類社会の変容の見通しを提示されました。さらに大学院生の就職に関する問題についてもアドバイスをいただき、近い将来、多くの仕事がなくなる可能性があることから(この先30年で約40%から45%の仕事が、人間からコンピューター・ロボットなどにとって代わられ、なくなる可能性があることを示唆)、このような社会の到来に我々現在の人々は心の準備が必要であると述べられました。