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国際医療協力講演会について

                  第2回外国人感染症患者の療養支援連続セミナー
                  第17回杏林大学国際医療協力講演会

外国人の感染症対策のためのネットワークを考える
在日タイ大使館はいかにエイズを乗越えたか
 1990年代日本でエイズを発症する人の3人に1人が外国人である時期がありました。その中でもタイ人はしばしば不本意な報道にさらされることがありました。しかし、2014年にエイズ対策研究事業で行われた外国人HIVの全国調査の結果を見ると、最もHIVの減少がめざましかったのがタイ人でした。
 その劇的な減少の要因は様々ですが、不健康や貧困を個人の責任にせず社会の支援で解決していこうとするタイの国を挙げた施策や在日タイ大使館を始め在日タイ人社会の不断の努力が背景にあったことはあまり知られていません。今回は、外国人エイズ対策の一つの成功例としてタイを取り上げ、今後の連携のありかたについて考える機会にします。
 当日は、このほかにも言葉や就労環境の不自由さから医療へのアクセスが困難な外国人の結核等に対する取組みの報告も用意しています。
 本セミナーは、エイズ・結核などの感染症への対応を題材に、国際化の進む中での健康な社会の構築のために私達が何をなすべきか考えていきます。保健師、看護師、ソーシャルワーカー、医師、公衆衛生関係者のみならず外国人の福祉や支援に関わる皆さんもぜひご参加下さい。

■演者  タイ大使館領事部担当者、港町診療所沢田貴志、他 を予定

■ 日時 2017年5月11日(木)18:00-20:00(17:45開場)
■ 会場 コンベンションルームAP西新宿 5階B室
     東京都新宿区西新宿7丁目2番4号 新宿喜楓ビル
     Tel:03-5348-6109

■ 主催 厚生労働科学研究費補助金(エイズ対策研究事業)
「外国人に対するHIV検査と医療サービスへのアクセス向上に関する研究」班
(研究代表者:杏林大学教授 北島 勉)
■ 共催 杏林大学大学院国際協力研究科
 
■ 参加料 無料、事前の申し込みは不要です。(定員 50 名)
■ 問い合わせ先 杏林大学総合政策学部 北島 勉 
メール:kitajima@ks.kyorin-u.ac.jp 電話:0422-47-8000(内線4526)