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東京学芸大学名誉教授・松岡榮志先生が特別講義を行いました

国際協力研究科・国際言語コミュニケーションコースは、通訳者・翻訳者を招いて、経験やノウハウを語っていただく特別講義を実施しています。今学期は6月14日に、東京学芸大学名誉教授・松岡榮志先生をお招きして特別講義をしていただきました。
松岡先生は著名な中国古典研究者であり、特に中国古典の名著である『詩経』、『宋詞選』を日本語に翻訳されています。そうした経験を基に、「的確な訳文とは何か」「翻訳のプロセスにおける翻訳ストラテジーはどうあるべきか」といったテーマについて、具体例を挙げながらお話しされました。

参加した本コースの大学院生からは、
「翻訳といっても、「机上の空論」ではだめで、常に疑問を感じれば実際に検証する行動力を持つ重要性を理解しました。」
「『詩経』の中で、ミサゴ(鳥)はどんな鳴き声をしているか、月見草はどんな香りなのか、実際に録音したICレコーダーで生の鳴き声を聞かせてもらい、立ち枯れした月見草の花を嗅がせてもらったりして、翻訳において実践がどれほど重要かを痛感させられました。」「自分も松岡先生のような知識と実践を両立する素晴らしい通訳者を目指したいと思いました。」
などの感想が寄せられました。


                                                国際協力研究科教授 宮首弘子
                                                       2018年6月26日