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グローバル人材育成プログラム 大使館訪問ツアーが行われました

2013年3月25日(月)グローバル人材育成プログラムの一環として、オーストラリア大使館およびカナダ大使館を40名の学生が訪問しました。
 オーストラリア大使館では、市川智子商務官によるオーストラリアの文化の多様性について、具体的にご自身のオーストラリア留学経験だけでなく、オーストラリアで学ぶ学生の国籍のデータを示しながらのプレゼンテーションがありました。その後、マシュー・タープストラ参事官は、ご自身が高校生時代に1回、さらに大学時代に1回日本に留学をし、その結果自分の物事の捉え方が大きく変わったため、杏林の学生が一人でも多くオーストラリアだけではなく、広く海外へ学びに出かけてほしいというお話がありました。
 さらに、ブルース・ミラー駐日オーストラリア大使からもお話を伺うことができました。大使は、昨年9月に杏林大学大学院主催による講演会に講師といらしてくださって以来、杏林大学には関心を持っているとのことでした。杏林大学が文科省のグローバル人材育成推進事業に選定され、これからの杏林大学の発展がますます楽しみであると、本学のプログラムの展開に強い関心を寄せてくださいました。大使からは若いときに是非とも海外留学の経験をしてもらいたいという応援のメッセージがありました。
 その後は、オーストラリア流のおもてなしとして、大使館のバルコニーでバーベキューランチを食べました。学生たちはランチの間、留学のことや、日豪関係の今後について、日本人が海外で働く可能性についてなど、商務官の方や参事官の方々に積極的に質問をしていました。
 その後は、場所をカナダ大使館に移動をして、大使館内の図書館や美術館を見学した後、エリック・ピーターソン一等書記官によるカナダ文化のプレゼンテーションがありました。カナダは異なった文化を持つ人たちが、それぞれの文化を保持しながら共存をしていく国家であるという点が、隣国のアメリカ合衆国との大きな違いであるとし、カナダの文化について紹介してくださいました。カナダは昔から移民を受け入れており、多様な文化が共存していることに対して国民も寛容であり、それが自己のアイデンティテイを作り上げているという話がありました。
 その後の30分の質疑応答では、来春からカナダに留学する学生が、アドバイスを求めたり、アイスホッケーについて、カナダとアメリカの英語の違い、米国やデンマークとの領土問題についてなどの質問に対して一つ一つ丁寧に答えていただきました。
 杏林大学はグローバル人材育成推進事業に選定されて以来、学生たちにグローバルな視野を持ってもらうための取り組みを実施しております。今後も本学の掲げた目標を達成すべく事業を推進して参ります。

外国語学部准教授 倉林 秀男