7月28日(月)、マレーシアの看護・医療系学科をもつニライ大学を傘下に置く法人、Nilai Resources Group Sdn Bhdのグループマネージングディレクター、顔 永煌氏が三鷹キャンパスを訪れました。
Nilai Resources Group Sdn Bhdは、ニライ大学と本学保健学部看護学科および看護専門学校との交流や介護施設に関心を寄せていて、今回の見学となったものです。
一行はポール・スノードン副学長から本学の概要、保健学部等の説明を受けた後、看護専門学校の雨宮加代子副校長の案内で、看護医学教育研究棟1Fの看護実習施設で実技を行う学生の様子や各設備を見学しました。顔氏は「医療従事者育成のため、素晴らしい施設を持つ杏林大学と今後ぜひ交流させていただきたい」と感想を述べました。
この後、株式会社KRLが運営する住宅型有料老人ホーム「アプリコ武蔵小金井」を訪問しました。玄関を入った正面の壁には “ようこそ いらっしゃいませ”とマレーシア語で書かれたスタッフ手作りの文字板が掲示されており、一行は母国の文字と両国の国旗を目にして顔をほころばせていました。
村田晋一社長からKRLの事業内容、介護施設を運営するにいたった経緯及び施設の状況について説明があった後、ケアマネジャーの橘 成子さんの案内で3階建て施設内を見学し、特に介護が必要な方も安心して入浴できる機械浴室、健康体操や介護予防を中心にしたデイサービスのプログラムに興味を持った様子でした。
マレーシアでは高齢化率はまだ低いものの高齢者ケアに関する取組みが今後の課題になっているということで、顔氏はKRLと杏林大学病院との連携について関心を示すとともに、「アプリコ武蔵小金井を見学して大変参考になりました」と話していました。