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11月13日に第11回グローバルセミナー「同時通訳スタジオの活用方法」を開催

 11月13日(木)、第11回グローバルセミナーが開催され、本学学生および教職員から多数の参加がありました。

 今回のセミナーは「同時通訳スタジオの活用方法」と題し、本学が整備し同時通訳の理論から実践教育まで幅広く利用している同時通訳スタジオについて、語学学習における有効性を広く本学学内で再確認し、その更なる活用を学生および教職員が共に考えることを目指して開催されました。

 はじめに、長年に渡って同時通訳を活用した語学教育を実践している塚本尋教授(本学外国語学部中国語学科)から、日本人学生と留学生が中国語劇を演じることから始まった演劇について、語学学習および同時通訳練習の一部として教育的観点から考察すると、語学力の向上のみに留まらず通訳者に不可欠な機敏な反応や集中力といったスキルが培われることや、仲間同士のコミュニケーションや相互理解が促進されるといった、実績および有益性についての説明がありました。

 塚本教授の説明に続くゼミ生による演劇の披露では、日本人学生は中国語で、留学生は日本語でといったように各自が学ぶ外国語で役を演じて日頃の学習成果を披露するところに、演者のセリフに合せて音声に抑揚もある日本語または中国語および英語の学生による同時通訳が付けられ、演劇と同時通訳を担当するそれぞれの学生の実力や熱意が強く感じられました。

 セミナー後に回収されたアンケートでは、語学力向上の度合いに対する驚きや感嘆のコメントが多くあったほか、学生と教員の双方から同時通訳スタジオを語学学習・教育に利用したいとの意見が寄せられました。

 今回のセミナーをひとつの契機として、現在は本学中国語を専攻する学部3・4年生や通訳・翻訳研究を専門とする大学院生を中心に利用されている同時通訳スタジオについて、今後、専攻言語等にとらわれない活用が広がることが期待されます。