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第3回杏林CCRC研究所セミナーについて

第3回杏林CCRC研究所セミナー報告

タイトル:新しい都市型高齢社会における地域と大学の統合知の拠点 〜米国出張報告〜

講 師:蒲生 忍、松井 孝太

日 時:2014年2月28日(金)15時〜17時30分

場 所:杏林CCRC研究所(三鷹市下連雀3-38-4 三鷹産業プラザ309)


平成26年2月28日(金)、三鷹産業プラザ309杏林CCRC研究所で第3回杏林CCRC研究所セミナー「新しい都市型高齢社会における地域と大学の統合知の拠点 〜米国出張報告〜」が開催された。
研究所からは蒲生、相見、松井、多田が参加した。杏林大学関係者は熊谷文枝名誉教授、医学部萬知子教授(麻酔科)、市村正一教授(整形外科)、外国語学部八木橋宏勇准教授、国際交流課塚本悌三郎次長、地域交流課黒羽充氏が出席した。学外者は三鷹ネットワーク大学山口亮三氏、鷹ロコ・ネットワーク大楽の林田昭子氏、「てとて」の濵絵理子氏、が出席した。

セミナーでは初めに杏林CCRC研究所松井からCCRC概要紹介と米国出張報告が行われた。CCRC概要ではCCRC運営母体、施設種類の分類及び提供サービスなどについて紹介した。CCRC概要を踏まえた上で米国出張報告を行った。米国出張ではワシントン州シアトル市にあるIndependent Living(IL)の部屋を基本とし入居者のニーズ変化に応じてAssisted Living(AL)やSkilled Nursing(SN)のケアを受けることができるAljoya Thornton Place、IL・AL・SNのエリア分けと物忘れ・認知症ケアに対応するMemory Unit(MU)があり入居者の医療介護の必要性変化により移動するIda Culver House Broadview、食事等のサービス提供はあるが生活補助などが生じた場合は外部を利用する必要があるILのみの高齢者住宅のFoundation House at Bothell、Foundation House at Bothellと同様にILのみであるが食事や医療介護などのサービスはなく住居や交流の場を提供するだけのVictoria Park、アリゾナ州フェニックス市にあるIL・AL・SN・MUが設置されているRoyal Oaks、カリフォルニア州サンフランシスコ市にある主に日系高齢者を対象としたKokoro Assisted Living & Kimochi Homeなどの訪問先報告をした。

 杏林CCRC研究所蒲生からは日本と米国における年齢社会構図や訪問先都市構図、規制緩和などを踏まえて報告した。日本において少子高齢化や都市集中化社会などといわれるが米国でも同様である。訪問先のシアトル市では入居一時金が高額の施設から小額の施設までの幅広い選択肢があることや入居条件多様性のみならず、規制緩和により介護・医療利用が可能であったと挙げられた。フェニックス市については温暖で乾燥した気候で高齢者居住地として好まれていることやSun Cityを中心とする地域では居住者年齢が50歳以上に制限する特殊な地域であること、多数の施設が高齢者に最適化した居住・介護サービス提供に努めていることが挙げられた。サンフランシスコ市では訪問先の日系人が居住する地域施設から米国の日系社会が歴史的な背景から極めて特殊な社会であったと報告した。

出張報告終了後、副学長Paul Snowden教授も参加し質疑応答が行われた。質疑応答では今回の出張先が米国西海岸に限られている点から米国東海岸における社会構図や高齢者社会について、米国以外(例えば欧州など)におけるCCRCの現状や社会構図などが議論された。
日本における新しい都市型高齢社会の構築には今後米国に限らず欧州なども含めて更なる調査が必要であるが、今回の米国出張及び出張報告は新しい都市型高齢社会の構築の一端を担えたと思われる。特に本出張報告で印象的であったのが、高齢者に対する居住施設及び介護・医療なども含めたサービスへの選択肢の多様性などは一部の取り組みのみでは実現不可能でありその地域が一丸となって取り組んでいることが垣間見えたと思える。今後更なる調査を期待する。

以上
(文責・相見祐輝)

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