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第4回杏林CCRC研究所セミナーについて

第4回杏林CCRC研究所セミナー報告

講演タイトル:地域医療ネットワークの確立を目指して
      「広島県【地域活性化総合特区】尾道地域医療連携推進特区」について

講 師:蒲生 忍、松井 孝太

日 時:2014年4月18日(金)13時〜15時30分

場 所:杏林CCRC研究所(三鷹市下連雀3-38-4 三鷹産業プラザ309)


平成26年4月18日(金)、三鷹産業プラザ309杏林CCRC研究所で第4回杏林CCRC研究所セミナー「地域医療ネットワークの確立を目指して‐広島県【地域活性化総合特区】尾道地域医療連携推進特区について‐」が開催された。
研究所からは蒲生、松井、相見、多田が参加した。杏林大学関係者は熊谷文枝名誉教授が出席した。学外者は三鷹ネットワーク大学山口亮三氏と荒川浩一氏、鷹ロコ・ネットワーク大楽の林田昭子氏、「てとて」の濵絵理子氏、中外製薬(株)中村康人氏が出席した。

セミナーでは初めに杏林CCRC研究所松井から平成26年3月14日(金)から15日(土)の広島県尾道医療連携推進特区調査出張報告をした。尾道医療連携推進特区はICTを活用した地域医療・介護連携による在宅医療等の充実を目指し平成23年からの2年間において総務省「健康情報活用基盤構築事業」に採択・助成を受けた。尾道医療連携推進特区の特徴としてNPO法人「天かける」が事業の中心的な担い手となっていること、ICT導入に先立つ人的ネットワークが有ったこと、一方、課題として中核病院と診療所の中間に位置する一般病院では初期コストの大きい電子カルテの導入が進んでいないことにより情報開示の遅れがあること、また既に国からの支援が行われないこととなっており地域の主体的運営でシステム維持経費は医師会などが負担していることを説明した。尾道地域医療連携推進特区出張報告に限らず、他の地域医療ネットワーク構築の試み、総務省・厚生労働省また政府全体としての地域医療ネットワーク普及への取り組みについて説明した。
 杏林CCRC研究所蒲生から尾道医療連携推進特区調査出張については、ICTを導入すれば地域医療ネットワークが構築でき、シームレスで最適な医療・介護サービスの提供を実現できるわけではないと説明した。ICTは一つのツールであり、「地域医療ネットワーク構築には先立つ人的ネットワークがあるからこそ医療連携にICTが活用できる」と強調した。また全国的な地域医療ネットワーク構築におけるICTに関して、電子化された個人医療情報を医療機関ないしはクラウドなどで管理するのか、ICカードに必要な医療情報を入れ個人が管理するなどのICT活用手段は様々ある、更にはレセプト情報を活用することは出来ないだろうかと説明した。地域医療ネットワーク構築はそれぞれの地域特性と中核となる医療機関体制により異なるが、その中で室蘭市における市立室蘭総合病院におけるICカードとiPhoneを用いた救急医療システム構築は多摩地区および23区西部地区に跨る医療圏の救急医療基幹病院として役割を果たす本学医学部付属病院における地域医療ネットワーク構築の参考になると説明した。

セミナー講演後質疑応答では、平成26年度診療報酬改定における大病院の一般外来縮小や地域包括ケアシステム構築に関して本学医学部付属病院の将来像について議論した。大病院一般外来縮小も地域包括ケアシステム構築においても地域医療ネットワークの確立が必須であろう。広島県尾道医療連携特区出張から本セミナーに至り地域医療ネットワークについて有意義な意見交換が行われた。今後とも本研究所では本学医学部付属病院と三鷹市周辺地域における地域医療ネットワークの可能性を検討する。

以上
(文責・相見祐輝)

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