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第19回杏林CCRC研究所セミナーについて

第19回杏林CCRC研究所セミナー報告


日 時: 平27年10月2日(金)14時〜15時30分

場 所: 杏林CCRC研究所

タイトル: ICTを利活用した医療連携を考える

参加者:研究所長・杏林大学保健学部教授 蒲生 忍・研究所特任助教 松井孝太・研究所特任助教 相見祐輝・研究所事務担当 多田時枝


 本セミナーにおいては研究所が中心となり進めている平成27年度地域志向教育研究「杏林大学と地域の医療情報ネットワーク構築に向けた検討」について研究所員で討議を行った。
 我が国は世界に類を見ない超高齢社会を迎えて、適切な地域医療と介護を連携し提供する体制を整え、健康寿命延伸を通じて健康長寿社会の実現を目指す必要がある。そのため、情報通信技術ICT: Information and Communication Technologyによる情報共有の実現により、質の高い医療と介護が実現されるよう、二次医療圏内および二次医療圏を超えた医療関連情報ネットワークシステムの構築が急務とされている。本研究では本学周辺の医療機関との連携を確立し、本学と地域が保有する医療情報を効率的に利用し、効率的かつ適正な地域医療を提供するための基盤技術と利用可能な情報インフラの可能性について、学内で有識者と共に何回かの勉強会を開催し検討を進めてきた。
 その検討の中で、地域のニーズと意識を正確に把握する必要があることが指摘され、本学周辺地域の医療機関・医師会へのアンケート調査を実施することとなり、本セミナーでは調査票の原案作成、調査のスケジュール調整等を行った。

 検討の結果、調査は以下の5基本項目とし、下に細目と選択肢と自由記入欄を設けることとした。
I. 医療機関の間の連携と医療情報の共有について
II. 多職種連携について
III. 医療ICT情報ネットワーク
IV. 実証実験と実用化
V. 大学と大学病院に期待するもの

 調査票の原案を早急に検討し、遅くとも11月中に調査票の配布に着手することを目標とし、2月には調査結果のまとめを報告する講演会を開催することとした。

杏林CCRC研究所
蒲生忍