医学部1年生が地域の医療や福祉の現場について学ぶ、「地域と大学」の学習発表会が11月21日(土)、大学院講堂で行われました。
医学部の「地域と大学」は、本学が平成25年度文部科学省「地(知)の拠点整備事業」(COC事業)に採択されたのを受けて、平成20年度より行われていたグループプロジェクトの発展形として、必修科目の医療科学Aの一部のカリキュラムとして始まりました。
入学したばかりの1年生が、地元三鷹の医療や福祉について自分達が設定した課題を街中に出て体験的に学ぶというもので、これから医師への道を歩む1年生に、さまざまな立場の方達に話を伺うことを通じて、社会が医師・医療者に望んでいることを実感してもらうのもこの科目のねらいのひとつです。
学生たちは、4月と5月に厚生労働省の技官や三鷹市の健康福祉部門の担当者などから国や地域の医療・福祉政策などについて講義を受けたあと、7〜8名ずつのグループに分かれてそれぞれ研究テーマを決め、担当教員の指導のもと、三鷹市役所等の協力を得て医療・福祉の現場でフィールドワークを行ってきました。
11月21日に行われた学習発表会における発表テーマは、病児保育、在宅医療、小児救急医療、待機児童、生活困窮者支援など多岐にわたり、盛況にて開催されました。