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平成27年度 日英中トライリンガルキャンプを実施

 8月24日(月)〜25日(火)、多摩市にある多摩永山情報教育センターにおいて、今年度の日英中トライリンガルキャンプが一泊二日で実施され、高校生6名、高校の教員2名、本学外国語学部在学生19名(チューターとして参加、うち4名は留学生)、同教職員9名が参加しました。
 このキャンプは、平成26年度に本学が採択された文科省「大学教育再生加速プログラム(高大接続)」の取り組みの一環として行われた短期集中プログラムで、外国語を深く学び、ホスピタリティについても熟知している杏林大学の学生と国際志向の強い高校生とが交流し、日本語・中国語・英語の重要性を再確認しつつ、能動的学修のプログラムに取り組む内容となっており、今回で2回目の開催となります。

 まず始めに、外国語学部北村一真准教授より、「今回のキャンプでは異文化間の交流やコミュニケーションに焦点をあて、文化の異なる人々が訪日する際、どの様なものを期待しているのかを、『訪日外国人対象の旅行企画を考える』という形を通じて考察していきます」と2日間のミッションについて説明がありました。
 その後二人の学生から、日本のインバウンド観光についてのプレゼンがあり、訪日観光客数は世界で第30位、アジアだけで見ても第8位と、観光大国にはまだまだ程遠い現状とその課題等が示されました。

オリエンテーション

オリエンテーション

学生プレゼン「日本の観光の現状」

学生プレゼン「日本の観光の現状」

 続いて、リサーチ・ディスカッションとプレゼンテーションの基本について学んだ後、中国語圏の観光客をターゲットにしたグループと英語圏の観光客をターゲットにしたグループとに分かれ(全部で5グループ)、本作業にとりかかりました。大学生の中に高校生が混ざり、各グループに割り当てられたパソコンを駆使して、リサーチとディスカッションを繰り返しながら、「外国人観光客を魅了する旅行商品企画」を考え、パワーポイントを作成していく地道な作業です。この作業は夕食後も続き、かなり遅くまで知恵を出し合ってプレゼン資料を完成させていきました。

プレゼン その1

プレゼン その1

プレゼン その2

プレゼン その2

 翌日、朝からグループ毎に企画プレゼンを行いました。あるグループは英語圏のカップルや夫婦を対象にした大阪・京都の2泊3日の旅を、あるグループは、初めて来日する18〜29才迄の中国人男女をターゲットにした「若者のためのツァーイン東京」を企画し全員でプレゼンしました。また、東京と栃木の日光江戸村をつなぎ、英語圏を対象に「NINJA EXPERIENCE TOUR」と題したユニークなツァーを企画し、プレゼンしたグループもありました。いずれも事前の入念なリサーチと濃密なディスカッションを感じさせる素晴らしいプレゼンでしたが、教員からはかなり辛口な感想や提案も出されました。
 最後に二人の学生が、アメリカとイギリスに留学したその体験談をプレゼンし、2日間のプログラムを無事終了しました。

留学体験談(アメリカ)

留学体験談(アメリカ)

留学体験談(イギリス)

留学体験談(イギリス)

全員で記念撮影

全員で記念撮影

 参加した高校生からは、「今回の企画のプレゼン資料の作成は最初とても難しく、途中でやめたいと思ったけれど、大学生の先輩の親切な指導のおかげで最後までやり通すことができ貴重な体験ができました。先輩方に感謝致します」、「わからない点は積極的に全て質問するようにして、自分のものにすることができ充実した2日間でした」などの感想が聞かれました。

<高大接続推進室>
2015. 8.29