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宮首准教授、町田総合高等学校「探究の時間」に外部講師として参加

 本学は高大接続プロジェクトの一環として、東京都立町田総合高校のキャリア教育行事「3年次生『探究の時間』研究成果発表会」の講評講師を三年間連続で引き受けています。平成27年12月24日(木)に開催された今年度の発表会に外部講師として参加した外国語学部の宮首弘子(張弘)准教授の報告を紹介します。

生徒たちの主体性を引き出す「探究の時間」

 3年次生の「探究」研究テーマは文学・歴史、音楽・芸術、情報から経営・社会・国際、医療・薬学・保健、心理・教育など実に多岐に渡ります。生徒たちはそれぞれ興味の持てる分野を選び、テーマを決めて、大学の先生、地域の方々及び高校の先生の指導を受けながら調査研究します。当日はその集大成として1年間の研究成果を論文にまとめ、15のグループの代表がパワーポイントを使って、全校教員・生徒、聴講保護者及び来賓の前で発表しました。どのグループの発表も理路整然としていてわかりやすいだけでなく、豊かな表現力と堂々たるプレゼンテーション力に感動しました。ほとんどの生徒が自分の将来の進みたい方向を意識して、関連分野からテーマを選んでいる印象を受けました。そのためか、問題意識が高く、しっかり仮説を立てて、調査研究で得られたデータを基に説得力のある発表ができたと思います。主体的に学び、意欲的に取り込む、その姿勢が素晴らしいと感心しました。

 高校生の発表会に講評講師として参加したことは初めての経験ですが、「探究の時間」という授業は生徒たちの主体性を引き出し、学びの意義と楽しさを体得させることに成功していると感じました。このような取り組みは、大学の授業デザインにも示唆を与えるものだと思います。また、校長先生をはじめ高校の先生方、他大学の講評講師とも交流できて、非常に有意義でした。

                                                                                                                                                                              
                                     

外国語学部准教授 宮首弘子(張弘)
                                          2016.1.12